小さな貝がら

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9/3/2024, 12:50:15 AM

心の灯火

ただ真っ直ぐに ただ真っ直ぐに
心の中にある物に歩んで来た
目印はつけたつもりだけど
いつまで経っても辿り着かない

日々の歩みの中で
出会う人々の
励ましの声はなく
要らない言葉ばかり
耳に入ってくる

その雑音に時に疲れ
その声に時に心病み

その度に自分の心 自分の胸に
手を当てて自問自答した

何処へ歩めばいいのだろう?
答えなんて分からないけど
だけど遠くに見える
小さな灯火 自分の夢 自分の想い

生きてきた日々 私は一心不乱だった
一生懸命頑張って来て見えてきた
小さな灯火を私色にしたい

それを必要としてくれる人がいるのなら
好きな事を好きなだけ歩み
小さな灯火をあなた色にもしたい

8/31/2024, 6:30:12 AM

香水

普段 香水なんてつけないのに
今日はどうしたの?
君らしくないけど
僕はどんな君も好きだよ

君は寂しそうな顔で呟いたんだ
「母の香水なの」と

もう 会えないから
母にもう会えないから
だけど傍にいたくて
少しでも近くにいたくて

僕はいたたまれなくなった
君に僕は何をしてあげられるんだ
悩んでも 悩んでも
見つからなかった

男らしくないけど
そんな香水の香り
消すような事だけはしたくなかった

香水の香りに相応しくないかもだけど
君に届けばいい
僕が君を思っている気持ち

8/13/2024, 5:17:47 AM

君の奏でる音楽

休みの日の夕暮れ
毎日の仕事疲れで
僕は何もしたくなくて
鬱々とした感じで
ただ蹲っていた

あの日転けて泣かずに
我慢してる少年みたいに

ふと一人になった心に
君の奏でる音楽が
僕の心を埋めた

君の一生懸命さが
僕の心震わせた

君はいつも明るくて
パワーもあって
僕とは違うなって

でも君と少し話してみて
君も大変だと知った
君の明るさやパワーは
ねぇ どこから来るの?

でもある日君は
僕に呟いた

自分の価値が分からないと
君は悩んでいた

生きていてくれるだけでいいんだよ
僕はそれしか言えなかった
情けない程僕は弱くて
それしか言えなくて

でも僕はいつしか
君の支えになりたいと
思ったんだ

あの日聞いた
君の奏でる音楽が
僕には心地良かったから

8/11/2024, 11:35:40 PM

麦わら帽子

あの夏の麦わら帽子 ただ風になびく
君の笑顔は眩しすぎて 微笑ましくなる
青空の中に広がる雲はとても綺麗で
綿あめみたいだねって 君は言ったね

夏の日差し浴びた あの向日葵は
君の楽しそうな声を受けて
太陽の下でしゃんと咲く

一つ一つが小さな思い出として
キラキラと輝いた

小さな麦わら帽子 被った君は
花と一緒に踊り出す
蝶と一緒に歌い出す
ららら〜と楽しそうに

思い出の麦わら帽子は
月日が経っても私の心にずっとある

8/11/2024, 2:25:00 AM

終点

生きてきた人生
半世紀 色々あった

明るく笑える事を
思い出すのが難しいくらい
大変な人生だった

夢を追えども
その道は開けておらず
遥か遠い物で
その道程に時に疲れて
迷い迷って遠道をした

辛くて流した涙が止んで
いつか虹が出るのか
そんな事なんて分からない
だけど諦めきれなくて

過去 どんな道を辿っていてもいい
人生の終点を
笑顔で迎えられる様に
ただ努力するだけ
泥んこになってつまづいても

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