未完ホロウ

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8/3/2025, 11:10:14 AM

小さい頃のイマジナリーフレンドを今でも覚えている。

名前はぴょこちゃん。

くまの耳が目に見えてかえるだと思ってつけた名前。

小さい頃、よくサイダーを飲んだのを覚えている。

祖父母とぴょこちゃんとよく飲んだ。

暑い外から帰ってきて冷たいサイダーを皆で飲むのが好きだった。

うちに帰るのがいつも楽しみだった。

ぴょこちゃんは今、通学バッグにつけている。

いつからか無口になったけど未練がましく一緒にいる。

帰り道は今日の失敗を思い出す時間になった。

……思い出した。昼のサイダーまだ残ってる。

カバンの中のペットボトルは当然あったかい。

炭酸のない、ぬるい炭酸を暑い日差しの中ででゆっくり飲み干した。

8/2/2025, 1:28:33 PM

手紙を書いても

手紙を書いたことを忘れて

時間の波にさらわれて

数年経ってから出し忘れたことに気づく。

結局何も言えないまま。

8/1/2025, 3:27:41 PM

もし、誰にでも会えるなら。

私はピーターパンに会いたい。

窓からノックの音が聞こえて、

カーテンを開いたら

赤毛のトンガリ帽子の男の子と

キラキラ光る妖精さんが

私の目に飛び込んできて

星が輝く空を一緒に飛べば

夏の暑さも吹き飛ばしてくれる。

向かい風が涼しくって

心のワクワクと混ざり合って

ぬくい夜に溶けてゆく。

きっと二度と家には帰らないままで

ずっと毎日ネバーランドを冒険できる。



大人になんてなりたくないな…

7/31/2025, 1:13:14 PM

気づけば7月も終わりだった。

夏休みが始まってからも、始まる前のことも、

もう全然覚えていない。

宿題もせず画面を見て一日が終わる。

ずっとその繰り返しだ。

部活に行くと先輩も同期も夏休みに何をしたか、

これから何をしたいか話している。

みんな楽しそうに笑っている。

自分も笑うけれど、

あの眩しさには勝てない。

切り貼りして取り繕ったって

月が太陽のように輝くことはない。

毎日毎日、日差しが暑い。

12/27/2024, 2:54:37 PM

私の手は冬の間はいつも冷たい。
手袋をしても冷たいまま。
どれだけ待っても暖かくならない。
そう考えたときいつも思い出す言葉がある。
「手が冷たい人は心が冷たいの」
誰が言ったか忘れたけど。
でも私の心がそうかは分からない。
まだ心と繋がれない。

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