NoName

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6/30/2023, 11:12:54 AM

ロマンチックな例え、なんだろう。
見えないのに、本当に繋がっているみたく引き寄せられる。
長くて、細くて、時々、千切れたり、切られたり、結びつけられたり。
他の色でも様々な意味がある糸ではあるけれど。

”赤い糸”ほど網羅した例えはないんじゃないかって、勝手に思ってる。



赤い糸

6/29/2023, 10:57:42 AM

最近は、見なくなった。
見ないと言うよりは、気にも止めなくなったんだろう。
いつだって夏の象徴で。
恐れと畏れを一身に受けて。
様々な別名を持つ、夏の空の代名詞。

”入道雲”。そんな例えをもらえるには、一体どれだけかかるんだろう?



入道雲

6/28/2023, 12:43:51 PM

正直、得意じゃない。
暑いし、ベタベタするし、チカチカ、ざわざわ。
とにかく不快で、鬱陶しいことこの上ない。

それなのに、キレイ、なんだよなぁ。

そんな”夏”を体験するのも、あと何回なんだろう?



6/27/2023, 12:34:04 PM

そうしたら、変わるんだろうか?
そうしたら、もっと生きられるんだろうか?
そうしたら、笑って暮らせんだろうか?

いつだってもしもを考えるけれど、それは無理だと解っていて。
一般的な常識も怪しくて、生活する知識すらなくて、どこまでも子供じみた自分が。
”ここではないどこか”で暮らしたところで、泣きを見るのが明らかで。

やり直したい、なんて、もう手遅れなんだって、解ってる。



ここではないどこか

6/26/2023, 2:03:23 PM

最後、だったのかな。
嗅ぎ慣れない匂いと、手に残る痺れと、呆然と立ち尽くして、拳を床に叩きつける彼ら。
見慣れたメンバーではあったけど、そこに彼がいないことは明白で。

奪ってしまった。刈り取ってしまった。

そう思う反面、漸く解放されたのかと安堵して。

最低だなぁ、なんて思うことさえ、どこか他人事で。

でも、俺の役目はまだ終わってないから。

それが終わったら、その時は、頼む。

”君と最後に会った日”は、君が全てから解放された日だった。



君と最後に会った日

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