孤舟蓑笠翁

Open App
6/5/2024, 4:06:53 AM

10年以上も前のことです。私の娘が東京の私立大学に合格しました。
東京から遠く離れた地方に住む私と妻は東京の大学に行かせてあげれるだけの毎月の仕送り、大部分はアパートの家賃ですが、それを工面することがとても難しく、娘が住むアパートの部屋はベッドを置いたら、残りは通路ほどのスペースしかないところになり、そこで4年間過ごしてもらいました。
冬はすきま風が入ってきてとても寒く、もともと身体が弱かったこともあって、毎年、風邪をひいて熱を出し、妻が看病のために上京したこともありました。
今思えば、懐かしい思い出ですが、娘が大学を卒業し、就職が決まって、少しは広いアパートに住めるようになったときは、稼ぎの悪い親として、娘に苦労をさせたのかと涙が出ました。
ただ、娘に苦労をさせたというのは私の勝手な思い込みかもしれません。ですが、本当に娘というものは、自分の命よりも大切なもの、かけがえのない宝物なんです。(テーマと離れた話になり失礼したした。)

6/3/2024, 4:21:43 AM

誠実な人、素直な人、分別のある人、などなど。どれもネガティブな感じはしないと思う。ただ、素直な人だけは、単純で騙されやすい人という含意がある。
正直な人というと、嘘をつかない人ということだけれど、世の中にそんな人はいないと「正直」思う。社会性がない人という烙印を押されているように思う。申し訳ないけど。
けなしているわけではないので悪く思わないでほしい。

6/1/2024, 11:31:41 AM

朝、街の景色は、薄い幕のようなもので覆われている。一見すると雨は降っていないようだけれど、家の窓から手を出すと、ちょっと冷たく、不思議な優しい感触がして手のひらが濡れる。今日も雨かぁと、全く自分勝手にがっかりする。農作物の実りのことまで頭が及ばない。田んぼで鳴くカエルたちのことも思わない。
スボンの裾を濡らせたり、たたんだ雨傘を持って通勤電車に乗るのは気が滅入る。
子どもの頃は、傘もささないで、友だちと一緒にでこぼこの土の通学路の水溜まりにわざと長靴を入れながら、学校に通っていたのに。あのころが懐かしい。

6/1/2024, 6:46:39 AM

もう何年も使ったこともなければ、この言葉が頭に思いうかんだこともない。とても懐かしい。周りの人たちを疑うなどということすら思わず、そもそも、疑いなんて言葉も知らない。小さな頃の私自身が思い出すことすらできない、ずっとずっと昔の自分。とても懐かしい。その気持ちだけがなぜか残っている。