10年以上も前のことです。私の娘が東京の私立大学に合格しました。
東京から遠く離れた地方に住む私と妻は東京の大学に行かせてあげれるだけの毎月の仕送り、大部分はアパートの家賃ですが、それを工面することがとても難しく、娘が住むアパートの部屋はベッドを置いたら、残りは通路ほどのスペースしかないところになり、そこで4年間過ごしてもらいました。
冬はすきま風が入ってきてとても寒く、もともと身体が弱かったこともあって、毎年、風邪をひいて熱を出し、妻が看病のために上京したこともありました。
今思えば、懐かしい思い出ですが、娘が大学を卒業し、就職が決まって、少しは広いアパートに住めるようになったときは、稼ぎの悪い親として、娘に苦労をさせたのかと涙が出ました。
ただ、娘に苦労をさせたというのは私の勝手な思い込みかもしれません。ですが、本当に娘というものは、自分の命よりも大切なもの、かけがえのない宝物なんです。(テーマと離れた話になり失礼したした。)
6/5/2024, 4:06:53 AM