NoName731

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9/16/2024, 1:24:33 PM

きみが旅立った日、空が泣く。

わたしの心を掴んで離さなかったきみは

わたしをおいて、消えてしまった。

掴んだまま。

いつになれば心の空は凪ぐ。


いつかわたしの心も凪ぎ、きみの元へ向かう時が

訪れるのならきみが旅立った時のように

わたしのために、この空は泣いてくれるだろうか。

9/15/2024, 12:37:48 PM

君からのLINE、待つ時間

ラーメンが食べれるようになって

ネイルもできるようになって。

長風呂だってできるようになって。

日付を超えることができるようになって。

そして日付を7回超えることもできるようになって。

ついにはごめん寝てたですませるようになって。


ごめん寝てた?ああ、1週間だけじゃ足りなくて。

一生寝てろ。二度と目覚めるなって。

私のお母さんが彼のお母さんから聞いたって。

何者かに刺されたんだって。

お母さんが聞いてきた。あんた刺した?って。

私は答えた。「わたし『は』刺してないよ」って。

君からのLINE待つ時間って、
こんなにも面白かったかなって。

ありがとう。こんなに沢山の駒を用意してまで
楽しませてくれて。

駒たちの催眠術はまだ続くんだって。

みんな、催眠術が得意な子ばかりだって。

みんな、エースだもんね。裏切られてたって、

知ったらどんな行動とるかって。

分かるはずなのにね。

9/12/2024, 10:18:23 AM

気がつけば、きみのことを目で追うようになっていた。

他の女の子にとられたくない。

そう思ってしまう。私のものでもないのに。

顔なんて、全然タイプじゃないのに

一緒に居たい、触れたい。なんて欲望が

湧いて出てくる。


どうやらこれは

流されて付き合うような、嘘気な恋ではなく、

本気の恋なのかもしれない。

9/11/2024, 12:40:24 PM

カレンダーに書き込んだ、きみとの予定。

カレンダーを見るだけで、がんばれる。

嫌な仕事も、嫌いな人も、眼中に無い。

あと3日、あと2日、あと1日と、カウントダウン。

今か今かと、昂ぶる心をおさえつつ。

精一杯のおしゃれをして、髪も、お肌もスペシャルケア。

きみには、1番輝くわたしを見て欲しい。
そして、君が1番だって、言わせたい。


「だいすきです」この言葉が言えたなら

この曖昧な関係から抜け出して、

2人の予定をカレンダーに
書き込めたらいいな。

9/8/2024, 10:50:24 AM

勉強しか取り柄のないわたし。

授業に興味がなさそうなきみ。

正反対のわたしたち。

何の因果か、共に学校から抜け出した、とある夏

きみがわたしの手を引き、走り出す。

手を引くきみの制汗剤の残り香が
わたしを掠めていく。

ああ、この慌ただしい胸の鼓動は、何によるものか?
こんなもの、習った覚えは無い。


うだるような暑さの中走ったから?

先生や親に怒られることへの恐怖?

唯一の自分の取り柄を捨てたことへの焦り?

否、これはきっと―――

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