みかん
高くてもいいからどうしても食べたい!
仕事終わりに買うと決めてあったのでスーパーの果物コーナーに直行した。
案の定、500円超えだ…。
少し悩んだが背に腹はかえられない。
なんとなく美味しそうなイメージの熊本県産を購入。
食後に夫と1個ずつ食べてみる。
甘さと酸味のバランスがドンピシャ。
溢れる果汁がウォータースライダーのように喉に流れ込む。
美味しい。買ってよかった…!!
みかん農家さん、いつもありがとう。
寂しさ
職場の先輩が亡くなってから2週間が経った。
先輩はいつも冗談を言っては心地の良い笑い声を響かせていた。先輩と会話をしていない時も、隣の部屋からいつも楽しそうな笑い声が聞こえていた。
いつもあの場所で煙草を吸ってスマホをいじっていた。
自分のことを人見知りだと言っていたが、全くそうは思えない程に気さくで茶目っ気のあるお兄さんだった。
娘の事を可愛がっていて、嬉しそうに幼い頃の写真を見せてくれた時があった。これからも楽しい話が聞けると思っていた。
今でも信じられない。何の前触れもなく…。
時の流れは残酷だ。今でもなぜ?どうして?が止まらない。
嘘であって欲しい。
明日、職場の駐車場に先輩の車が停まっていたらいいのに。
また会いましょう
今日は会社で相手の言葉遣いにイラッとしたり、だからこっちはこう聞いてるのに。と思うような不満があって、帰宅してもなお、モヤモヤしている。
モヤモヤイライラ。
最近は穏やかに平和に時間が過ぎてゆくだけだったのに。
久しぶりにイライラした気がする。
でも私だけがずっと引きずっていても馬鹿らしいので早く忘れよう。そして忘れた頃にまた会おう。
鏡の中の自分
小学生の頃、クラスのムードメーカー的な男子が女子の顔面偏差値の話をしていたことがあった。
私は会話の外に居たが、皆に聞こえる声量で話をしていたので勝手に耳に入ってくる状況だった。
席順に〇〇は下の上。〇〇は中の上。と、言っていて、私はというと、中の下だな。と言われた。
何様なんだと心の中で少しイラッとしたが、言ってる本人の顔は学年で上位のイケメン顔なので、私は不利な立場の自覚があり、怒りは燻ってスッと消えた。
それにあくまで一個人の意見であるし、別にそいつになんと思わようが関係ないと思っていたからあまり腹が立たなかったのだろう。
私は人に対して冷めている部分がある。短所であると分かっているが、おかげで今までストレスが根深く残ることなく人生を歩めている。私はそんな自分が嫌いじゃない。
あいつはきっと、鏡の中の自分に自惚れているんだろう。
鏡には映らない自分の良さを引き出せずに、自分のことも、相手の事も表面的にしか見ていないんだろう。
永遠に
友人はいつも愚痴ばかり言う。
しかも愚痴のバリエーションが少ない。
県民性、彼氏、仕事が出来ない社員、だいたいいつもこの3つのどれかを展開してぶちまけてくる。
どうせ展開するなら東京ドームくらいのサイズに広げて面白おかしく話して欲しいものだが、友人にはせいぜいハンカチサイズが限界の様だ。
友人の愚痴を文字数にするととても長いのだが、内容はとても添削しがいのあるもので、もう少し手短に話して貰いたいものだ。きっと怒りで我を忘れた王蟲のように、聞き手のことなんか考えていないのだろう。
休日になってもわざわざLINEでハンカチを蒸し返してくるから厄介である。頼むから早くどこかでストレスを発散してきてほしいものだ。こちとら相槌のネタが尽きている。スタンプ機能というものがあってめちゃ助かっている。私にとってスタンプ機能はノアの方舟かもしれない。そしてこのアプリもまた、私の発散の拠り所であり救世主である。
話を逸らしてもハンカチを置き直してくる友人の愚痴は永遠に終わらないだろう。
だから私もここでたまに発散させてもらうことにする。