夏待ち人

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寂しさ


職場の先輩が亡くなってから2週間が経った。

先輩はいつも冗談を言っては心地の良い笑い声を響かせていた。先輩と会話をしていない時も、隣の部屋からいつも楽しそうな笑い声が聞こえていた。

いつもあの場所で煙草を吸ってスマホをいじっていた。

自分のことを人見知りだと言っていたが、全くそうは思えない程に気さくで茶目っ気のあるお兄さんだった。

娘の事を可愛がっていて、嬉しそうに幼い頃の写真を見せてくれた時があった。これからも楽しい話が聞けると思っていた。

今でも信じられない。何の前触れもなく…。

時の流れは残酷だ。今でもなぜ?どうして?が止まらない。

嘘であって欲しい。

明日、職場の駐車場に先輩の車が停まっていたらいいのに。

12/19/2024, 12:23:51 PM