文月。

Open App
4/4/2024, 10:45:05 AM

「それでいい」

『それでいいんだよ』
君が優しく教えてくれた
自分なりの答えを握りしめた時
誰よりも傍で見守っていてくれた

『間違ってないよ』
君が優しく慰めてくれた
正解のない問いに足がすくんだ時
誰よりも傍で応援してくれた

『そのままの貴方でいいんだよ』
君が優しく言ってくれた
誰かと比べて劣等感を抱いた時
誰よりも傍で私を肯定してくれた

『それでいい』
優しい声音で
温かい瞳で
私の背中を押してくれる
今はもう君はいないけれど
ふと
私の傍で君が微笑んだような気がした

4/3/2024, 12:21:26 PM

「1つだけ」

神様 1つだけ願いが叶うとしたら
私に多大なる富をください
大好きなあの子を幸せにできるほどの
たくさんのお金をください

神様 1つだけ願いが叶うとしたら
私を素敵な容姿にしてください
あの子がときめくほどの
素敵な美貌をください

神様 1つだけ願いが叶うとしたら
私になにか才をください
誰にも負けないような
確固たる才をください

皆の願いに触れていくたび
自分が望むものがわからなくなる
何を望めば
何が手に入れば
あの子は私に振り向いてくれるのだろうか
あの子を幸せにできるのだろうか

4/1/2024, 11:35:10 AM

「エイプリルフール」
エイプリルフール、それは一年に一度嘘をついてもよい日だ。
ただし嘘をついていいのは午前中のみで、午後にはネタばらしをするというふんわりなルールがある。
だからと言って、過度な嘘はその後の関係に亀裂が入る可能性がある。
皆が楽しめるような嘘をつくのが定石だろう。
片や私も、今日、エイプリルフールで人間関係を壊しそうになった。
危うくLINEブロックを喰らうところだったが、なんとか回避した。
誰にでも失敗はある。
だが、していいことと悪いことの区別はつけておいたほうがいいだろう。

3/31/2024, 10:21:26 AM

「幸せに」
きっと前世の私は、来世…今世の幸せを願ったのだろう。
私は今、とても幸せだ。
これまでの歩んできた道を考えてみても、「私は幸せ者だ」と感じる。
今まで大きな怪我をしたことがない。
漫画のような大規模、または陰湿ないじめを受けたこともない。
友達も、信頼できる人が数十人はいる。
勉強もできる方ではあると思っている。
ボランティアに参加したりして、少しでも誰かの役に立てるように努めている。
性格が良く、私のことを気遣ってくれる彼氏もいる。
親との仲もいい。
これだけ挙げても、まだまだ出てくるほどだ。
一体前世の私は何を差し出したのだろうか。
素晴らしい才能を持っていて、それを自分ではなく誰かの為に使うような人格者だったのか。
それとも、毎日祈りを欠かさない、清く正しい聖女だったりしたのだろうか。
今の自分ではとても考えられないが。
…それとも、前世の私は残酷で酷い生活でも送っていたのだろうか。
ただ、ありえないほどに幸せなのはわかる。
まるで、ルート選択のない、絶対に安全なトロッコに乗っている気分だ。
幸せになりたい。
そんな今でも、さらなる幸せを求めてしまうのは、人間の性なのだろう。
人の為に生きたい。
私は人の為に行動するという点ではとても不器用だ。
人馴れしていないのだろうか。
内気な性格なのは自分でもわかる。
ただ、こんなに幸せで、余裕のある人生ならば。
誰かの為に生きたい。
誰かを少しでも幸せにしてあげたい。
かつて、前世の私が行ったかもしれない、善の行動を。
私も、誰かの為に。

3/30/2024, 11:09:02 AM

「何気ないふり」
誰かに気を使うのも、
誰かに手を差し伸べるのも。
何気なくすることで、まるで
「私は貴方に手を貸すことで苦しまないから、存分に手を取っていいよ」
と言っているように見えた。
私の憧れの人もそうだった。
どこかで、自分も傷ついているはずなのに。
私にはその部分を見せず。
いつも手を差し伸べてくれる。
そんな憧れの人に私はなりたいと強く思った。
でも、それはとても難しいことを知った。
どこかで、守りきれない部分が出てくるのだ。
憧れの人みたいに、完璧に救えない。
私は、皆を助けるヒーロー的な存在にはなれないのだろうか?
憧れの人はいつも慰めてくれる。
「完璧じゃなくていいんだよ」
そう言ってくれる。
いつも私のことを励ましてくれて、手を貸してくれる。
私も、誰かにとって、そんな人になりたい。
憧れの人が私にしてくれたように。
そう強く思った。

Next