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11/4/2024, 11:18:21 AM

#79 鏡の中の自分

   [鏡は私の映しかがみ]

   鏡に映る私を観る。

   他人のために考えている最中は、
   とても良い表情になる。
   逆に、自分のことだけを考えている最中は、
   顔色が曇っている。
    
   鏡に映る私が、
   今の私の状態を知らせてくれる。

   だから、私は鏡の中の自分を観る。
   

11/1/2024, 9:13:51 PM

#78 永遠に

   [楽しい思い出に浸りたい]

   永遠に、小学生のまま学校に居たい。
   そうすれば、明日も大好きな仲間達が
   居るから。

   そんなことはいけないと知っている。
   人生には、光と影、
   花を咲かせては枯れゆく形が自然だ。
   自然は、人間に優しくない。
   この世の摂理に反する想いに
   罪悪感を抱く。

   それでも、今だけは、
   今から始まる地獄を乗り切るには、
   こんな妄想をして心を保つことしか
   できないんだ。
   弱い自分で、ごめんなさい。

11/1/2024, 9:05:11 PM

#77 もう一つの物語

  [もし地元中学に通っていたら]

  小学生の頃、
  近くの中学でもう直ぐ中学生になる学生を
  他校からも集めて、集会が開かれた。

  すると、近くにいたお2人と意気投合!
  もし同じ中学になったらよろしくね?
  とニコニコして別れた。

  あれから中学生になった。
  私は、彼女達とは違う中学に通うことに
  なってしまった。
  もし、彼女達と一緒だったら、
  どんな人生を歩んでいたのかな?
  そんなもう一つの物語を時折想像したくなる。

  中学生は大変だったから、
  こんなことを思ってしまうのかもしれない。
  もちろん、良い先生もいらっしゃった。
  それはとてもありがたいことだと思う。
  でも、深い友達になれた人は、
  いなかったのかもしれない。
  だから、どうしても考えてしまうのだ。
  もし、あの中学に入っていたら?、と。

10/29/2024, 11:46:31 AM

#76 暗がりの中で

   [夜闇]

   暗がりの中、暗闇に誘われて
   夜道を歩く。

   ひとけのない時間。
   心地良い夜風に吹かれて。

   お日様の眩しさに耐えられない時は、
   夜の闇の方が落ち着く。
   
   昼と夜、合わせて帳尻が合う。
   昼は表、夜は裏。
   どちらかに偏らないから良いんだ。
   

10/26/2024, 5:31:47 AM

#75 友達

   [ランドセルとお揃いのシャーペン]

   幼い頃、友達にもらった
   チェリーピンク色のシャーペン。
 
   その時一番嬉しかった贈り物。
   なんでこんなに嬉しいのか
   当時は分からなかったけれど、
   大人になった今なら解る。

   そのシャーペンは、
   私のランドセルの色に合わせて
   選んでくれていた。
   本当に自分のことを考えて
   くれた瞬間が嬉しくて嬉しくて
   仕方なかったのだ。

   こんなに素敵なプレゼントをくれて
   ありがとう。

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