ことほぎ

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11/28/2024, 9:16:23 PM

#88 終わらせないで

   [憎しみで終わらせないで]

   いつ死んでもおかしくない人生。

   何もできないけれど、
   せめて
   周りが悲しまない死を
   迎える努力はしよう。

   それこそ、
   苦しみをくれる他人を憎まずに
   明るく愛する努力をしよう。
   
   難しいけれど、
   傷ついたままでは周りも心配するから。
   
   本当に苦しい時、
   心を守ってくれるのは
   心配してくれた人達の想い。
   
   私も、その優しさに報いたいから。
   怖くても、悪意に呑まれないようにしよう。
   

11/26/2024, 5:50:30 AM

#87 セーター

   [制服のセーター]

   高校のとき着ていた紺色のセーター。
   胸元に校章が刻まれて、なのに
   セーターがゆったり見えるから
   とてもかわいかった。

   当時は、よく秋に文化祭で箏を演奏していた。
   ステージに上がると
   皆セーターを着ていて、
   統一感が綺麗だった。

   先輩が真剣に箏を演奏する姿を見ながら、
   私もその音に合わせてもっと
   綺麗な音色を出そうと真剣になった。

   だからかな?
   今でも周りに流されず
   真剣に仕事ができるのは。
   あの時の先輩方のお陰なのかもしれない。
   

11/24/2024, 11:18:15 AM

#86 落ちてゆく

   [集合無意識]

   落ちてゆく。
   個人の垣根を越えて、集合意識の海へ。

   すると、
   なんとなく、見えないけれど、
   他人の想いが、頭に思い浮かぶ。
   
   それは、良い感情とは限らない。
   善意、悪意、彩り豊かな思念の世界。

   それを感じ取って、
   良い方向に向ける想いを
   無意識へ発信していく。

   すぐには上手くいかないけれど、
   やがて大きくなった善意の無意識は
   全てを愛で包んでくれる。

   そうやって、
   最後には愛が勝つと信じる心が
   あれば、地獄に落ちても大丈夫だと思う。
   
   
   
   
   
   

11/21/2024, 5:49:49 PM

#85 どうすればいいの?

   [どうしたら、みんな幸せになれる?]

   どうすれば、
   嫌な刺激から身を守れるの?

   選んだ答えは、
   のらりくらり、嘘も忖度、
   ゆっくり生きる道。
   
   長いこと嘘で塗り固められて、
   嘘に違和感が無くなってゆく。

   これで良かったのかな?
   もはや自問自答する意識も薄れゆく。

   でも、嘘が真になる日は来ない。
   それは、記憶の琴線に触れた時。
   膨れ上がった真の感情の渦に
   呑まれそうになる。

   忘れるな。
   今、お前はこの感情と引き換えに
   生き延びているのだぞ、と。

   だから私は、
   生きるために偽りの仮面を被る。
   この道が、一番守りたい人達の
   心を痛めない方法だと知っているから。
   
   別に深刻になることはない。
   ただ、生きている。
   それだけで、
   十分私は恵まれているのだから。
   ありがたく、今を生きようと思う。
   

11/21/2024, 11:07:10 AM

#84 たくさんの思い出

   [心に残る思い出]

   明るい思い出は、
   心の奥底でいつまでも生きている。

   暗い思い出は、 
   深い悲しみと共に水に流してゆく。

   心に残る思い出は、
   私自身の選択で決まる。

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