kageru

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5/25/2023, 11:37:08 AM

泣きたくなる日は、
いつも石の香りがした。

溢れないように見上げても
地面の方から寄ってきて、
じっとり鼻腔を這って来る。

通り雨だと言い聞かせ
五月蝿い蛙に耐えながら、

いつか光を浴びるまで
頬を這うのは弱さか雨か
知らない私は晴れぬまま。


-ぺトリコール-

1/27/2023, 10:49:39 AM


崖っぷちに居る人の
背中を押すと危ないから
優しさは難しい



-優しさ-

1/21/2023, 8:55:25 AM




失敗してはいないけれど
夕日につられて気が沈む。

地に足つけては居るけれど
何故だか不思議と流される。

上の空に星は無く
舞い散る憂いは灰として
胡乱な腹に積もりゆく。

それでも何故だか心地よく
きっとまた 流される。



-水底の歩き方-


1/16/2023, 3:46:07 AM


例えるなら
全員で1枚の大きな紙を
どこかへ運んでいるイメージ。

誰かが無理に引っ張れば
誰かが転んだり
紙が破けたりする。

紙が破ければ孤立し
手元に残る物も小さい。

きっと皆が言う″世界″は
そんな共同作業の繰り返しなんだろう。

だけど私はそれが苦手だ。
出来ることなら
自分の分の紙を丁寧に切り取って
鶴でも折りたい人なんだ。

″自分を大事に″
なんて言えば
聞こえは良いけれど…。



-この世界は-

1/12/2023, 1:09:22 PM



気分は腫れやかで
気温は冷ややかで
私はずっと個のままで居るけれど

想像力は健やかで
自論はふくよかで
奴はずっと子のままで痛いね



-ずっとこのまま-

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