誰よりも、ずっと私は頑張ってきた。そんな事を灰色の空に向かって叫んでも、ジメジメとした雲にあっという間に吸収される。晴れの日の様に溶け込むのではない。雲は防音材の様で、私の嘆きを遠くまで届けてくれない。ああ、自然には敵わないや。
今回だけは私の実体験だ。
これからも、ずっと仲良くしてね♡
高校の卒業式の日、友人にそう告げた。友人なのに大嫌いなのに、甲斐甲斐しく世話を焼いてしまい、こんな甘い言葉を言う。向こうから連絡は来たことがない。衝突しても、向こうは天然愛されキャラだから、私が汚く見られてしまう。勇気を出して不満を言っても、改善すると言うものの、次の日も平気で遅刻からのドタキャンだ。最近は友人の行動の全てが大嫌いだ。LINEの返信1文字1文字が、私の神経を逆撫でる。逆に、長期間返信がこないのも途轍もなく腹立たしい。いっその事縁を完全に切ってしまおうか、、?そう思い立っても何故か、自分で止めてしまう。きっと私があの子に依存しているのだろう。出会わなければ良かった。記憶を全て消してしまいたい程嫌い。憎悪が強くなるほど、私はあの子に一層尽くしてしまう。死ぬまであの子に縛られるのだろうか、、うふふ♡仲良くしようね。これからも、ずっと♡
上る朝日に虚しくなり、沈む夕日に私は昂る。
太陽と月が代わり番こで私に視野を与えてくれる。なんてロマンチックなんだ。
朝日を喜べなくなったのは、マイナスの経験からではない。日の出と共に花鳥風月の描写が始まる。その大地に沸る生命力が空っぽの私を強制的に満たしてくれる。だから、朝日が昇る頃、己の伽藍堂に虚しくなるのだ。
夕日が沈む頃、私は生命の躍動から解放される。そして、一夜を凌ぐだけの活力を夕日が優しく注いでくれる。今日も生きたのだという達成感と誇りに、月夜の静寂に帰れる期待に、私は昂る。
君の目を見つめると
君は私の目を見つめる
目があった瞬間、バチッとする
瞳同士が繋がり、回路が生まれる
心に灯りが灯り、互いを分け合って廻るエナジーを感じる
文学では、星空の下では物語が紡がれる
星空に祈ったり、星に導かれたり
星空に身ひとつで飛び込む
科学では、星空の下では計測が行われる
星を惑星、恒星、衛星と呼ぶのだろう
星空を道具で切り拓く
星は、文学では故人や神と捉えられ
科学ではエネルギーを持つ物質と捉えられる
二つに共通の、星空の下からという視点から脱出したい
星の視点では地球の灯りが瞬いて見えるのだろう
星空を闇にキラキラ光る空間とするなら、私達も実は星だったりして⭐︎⭐︎⭐︎