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8/21/2024, 11:50:26 AM

「いい空だね。こういう空って、見てるとなんだか飛んでみたいなぁ、とか思わない?」

友人と、カフェの窓側席で会話していると、何を思ったか、そんなことを言ってきた。


「えぇ?うーん…私は別に…」


「そうなの?こんなにいい天気、鳥みたいに飛べたら、気持ち良さそうじゃない?」


「ごめん、私、高所恐怖症だから」


「え!うそ⁉」


面白いくらいに、驚いているその姿にプッ…と吹き出してしまった。


「ごめんごめん。嘘だよ。相変わらずいいリアクションありがとう」


「ひど‼え、じゃぁ飛んでみたいと思わないってのもウソ…?」



「それはホント。飛んでみたいとは思わないね」


「えぇ~?なんで?」


「きっと、他の生物に襲われて、すぐ飛べなくなるだろうし…あと、飛んでるとき、休憩場所ないと飛び続けないとならないってのもね」


「夢ないなぁ。らしいと言えばらしいけどさぁ…」



そりゃ、純粋無垢な幼い子供の頃は、"空を飛んでみたい"なんて素直に夢見たことはあるけれど。



「地に足をつけて生きるのが、向いてるんだって。私は。つまらない、って思うこともあるけどね」



冗談交じりに、本音を溢す。








8/19/2024, 1:32:25 PM

ふと、退屈な授業中に、窓から見た空は、どんよりと曇っていた。


(これは…降る、か?)


傘、持ってきたっけ、なんて考えながら、空を見上げ続けていると、ポツ、ポツ、と音がしたと思ったら、一気にザーッっと雨が降りだした。



(昨日は暑かったけど、今日は打って変わって、肌寒くて更に雨、か…明日はどうなるかな)



自然現象が見せる、様々な空模様を見るのは、面白くて好きだ。



雨とか、悪天候は、移動が大変になることもあるから嫌だけど。



でも、その悪天候が、過ぎ去って、太陽の光が差し込む瞬間や、雨上りに見える虹とか。



悪天候が来てこそ見える空も、好きなんだよな。














8/18/2024, 12:27:46 PM

「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」



有名な童話の、魔女のセリフ。



「なんでこんな自信たっぷりに問いかけられるんだろう…?」なんて、幼いながら不思議に思った記憶がある。



あれから年月が過ぎて、大人になった現在も、この魔女のセリフに対しては、あの頃と同じように変わらぬ印象を抱いている。



きっと、自分はこの魔女のことを、理解できないままなんだろう。


















8/17/2024, 11:27:40 AM


普段は重い腰を上げて、いざ、と整理しようと取り掛かるまではいい。


でも、気が付けば、久し振りに手に取った過去の思い出とか目にすると、ついつい夢中になって、懐かしさに耽って。


まだこれあったんだな、とか。こんなの読んでたっけ?なんてパラパラと軽く読むつもりが、夢中で読んでしまっていたり。


そうして、あっという間に時間は過ぎて。


結局は大した断捨離も出来ずに、終わる。



それが積み重なって、いつまでも捨てられないものがどんどん増えていく。



そろそろ、本気で四次元ポケットみたいな、無制限収納が欲しい。



片付け下手な人間の、切実な願い。

8/15/2024, 12:18:53 PM

静かな夜に、海の波打つ音が、心地良い。


朝とはまた違った、表情を見せる、海。


朝は、キラキラと日差しが反射し、眩しくて。



夜は、海の深さが分からないくらい、真っ暗で。



思わず、吸い込まれそうになる。



それでも、怖さはなくて。



裸足になって、海へ入る。



ぱしゃぱしゃと足を遊ばせて、夜の海を楽しむ。












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