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9/15/2024, 12:49:53 PM

スマホから、通知音が鳴った。


何かなと、見てみると、それはLINEだった。



相手は、好きな人からで。



『明日、暇なら遊び行かない?』



『いいけど。どこ行くの』



素っ気なく返してしまうけれど、本当は、もっと、愛想よく、可愛げある返事をしたいと願うけれど、そんなことは出来なくて。



だって、彼は…。



『ゆっくり話できるとこ。また、話聞いてほしくてさ』



『分かってるよ。またあの子のことでしょ』



私の親友に、恋してる。



それでも、こうして彼と会う口実が出来ることが、嬉しい。



2人が恋人同士になったら、もう、こうして彼からのLINEは来なくなるだろうか。



もし、そのときが来るのなら、まだ先でありますように…と願ってしまう私は、意地が悪いなと自嘲する。



9/8/2024, 11:33:28 AM

いつからか、自分の胸の鼓動が、やけに速くなる。



分かっている。それは、決まって、あの人を見たとき。



あの人のことを、考えているときだと。



あの人の、仕草ひとつひとつに、いちいちドキドキさせられる。



この想いを伝えたら、あの人も、同じ様に胸の鼓動を速くさせてくれるだろうか―。


8/30/2024, 12:07:47 PM

ふわりと、鼻を掠める心地よい香り。



君はいつもその香りを纏わせている。


そのせいで、同じ香水を付けている他人とすれ違うと、君を思い出す。



そして、君に無性に会いたくなってしまう。



刷り込まれた、君の香り。







8/26/2024, 11:42:01 AM


表紙に惹かれて、買った日記帳。



そこに何を書き留めようか。



ワクワクしながら、開いたのを思い出す。



白紙のページばかりが続く日もあった。



それもまた記録のひとつ。



まだまだページは残りがある。



これを一冊書き終えるのは、いつになるだろう。









8/23/2024, 10:59:28 AM

海へ、足を運ぶ。



今日の海は、とても穏やかで、凪いでいる。



あの日も、こんな海でいてくれたら。



けれど、海は突如、荒れ狂う。あの日もそうだった。



君を、海が呑み込んで連れていってしまった。



喧嘩して、仲直りも出来ないまま別れてしまった後悔が、ここへ僕を向かわせる。


もっと、一緒にいたかった。



喧嘩しても、また仲直りして、バカなことで喧嘩したねって笑い話にして。



そういうことを、積み重ねていけると、勝手に思ってた。



ねぇ、君の身体は、今どこにあるの?



記憶を喪っていても、どこかで無事でいるなら、それでもいい。



けれど、君の身体は、未だ見つかっていない。



会いたい。


僕も、海に呑み込まれれば、君と同じ場所へ辿り着けるかな?














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