#胸の鼓動
私は、みんなにおかしいと言われる。
私は、ほとんど感情がないと言われる。
でも、こんな私でも胸の鼓動が高くなる瞬間がある。
それは、○ぬと思った瞬間だ。
その時に、1番生きていると思える。
生きる尊さに気づく。
いきたいと思う。
君も思うでしょ?
#踊るように
恋はダンスのよう。
軽やかで、覚えるまで大変で、時にはしっぱいをして、泣きそうになることだって沢山ある。
自分のうまさを超えてくる。
自分の頑張りを怒ってくる時がある。
壊されることがあった。
でも、してしまう何度も転んでまた立ち上がる。
なんでだろう、私はダンスのような恋をしている。
踊るように軽やかではない恋をしている
#時を告げる
君は、サラサラな髪をナビかせて走っている。
自慢なんだと、私に見せてくれた黒髪。
マジックのようにいつも違う髪型。
あとから聞いた、ヘアメイクは技術と時間を思いのほか使うようだ。
それでも、君はたまにしか会えないのだからと可愛くしていた。
私の方は意気地無し。
会うことさえ怖い。
だからせめて、手紙を置いていこう。
不審がられても、読まれなくてもいい。
あの子に渡したい。
「そろそろお時間です」
呼ばれてしまったようね。
あなたが呼ばれるのはまだ先にしておいてね。
「雲の上のおばあちゃんから」
#貝殻
私は、海が嫌いだ。
海には溢れりほどの水がある。
綺麗すぎるほど。
浜辺の砂は海の水程では無いが沢山ある。
よく見ると一つ一つ形が違う。
海と空は色が似すぎていて境目が分からない
空が夕日になると海も真似してオレンジになる。
この広い広い海には生物がいる。
集まると幻想的だ。
海の貝殻を耳に当てる君は背景にある海がかすれてしまうほど美しい。
私は、海が嫌いだった。
#きらめき
小さい頃に憧れていたものは、大人になった今簡単に叶えられるものばかりだ。
あの頃のぼくは、100円という大きな夢を手の中に入れ、友達と駄菓子屋まで走っていた。
限られた、ルールの中で遊ぶ遊び。
今では、色んな意味で限られていない中での遊び。
小さい頃にはなかった社会。
小さい頃に、憧れていた仕事。
ここには、そんなものは無い。
今きらめきに溢れると思うのはもう戻ることの出来ない。
過去にある。