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7/2/2024, 10:57:48 AM

日差し
ずっと空を覆う黒い雲。
朝からずっと曇り空。
たまには雨も降っていた。
一日終わり、帰る時間。
ふと上を見てみれば、
少し日が差していて、
光のカーテンになっていた。
とても綺麗な光のカーテン。
その内側で日差しを、
光を見てみたい。

7/1/2024, 12:12:37 PM

窓越しに見えるのは
いつもと変わらない景色と、
窓に反射して映った自分。
反射したものとわかっていても、
もう一つの世界があるのではないかと錯覚しそうになる。
うっすら写った自分と外の景色。
窓って面白い。

6/30/2024, 10:09:21 AM

赤い糸
「運命の人と赤い糸で結ばれているらしいよ!」
そう、誰かが言った言葉を思い出す。
未だ好きな人もいない、そもそも恋って?
という私は小指を見つめる。
いっそ、赤い糸が見えたほうが楽なのかもしれない。
好きも嫌いもわからない私は、そう考える。
でもいくら指を見つめようとただの指。
赤い糸は見えなかった。
いつか、見えるようになるのかな?

6/29/2024, 10:11:13 AM

入道雲
朝、空を眺めながら歩いていた。
「上向いてどうしたの?」
「入道雲出てるから夏だなあって。」
「本当だ。」
このときに気づけばよかったのだ。
この入道雲は夕方には大雨をもたらすと。

夕方。
私は全力で走っていた。
「最悪っ、傘持ってないし、こんなときに一人だし。」
もう、頭の上から足の先までずぶ濡れだった。
体の芯まで冷えて、風邪をひくかもしれないと思った。
ゴロゴロッ。
私はさらに足を速めた。

家について温まって来た頃に、雨は止んだ。
静かだった。
突然止んで、今までが嘘かのように晴れていた。
「これなら、雨宿りしたらよかったな。」
私は空を見て呟いた。

入道雲は夏らしくていい。
でも、降り出したら厄介だ。

6/28/2024, 10:35:17 AM


「あつい……溶ける……」
大体休憩時は冷たい机にベタ〜っとくっついている。
「本当に溶けてる?!大丈夫?
はい、アイス半分あげる〜、この前のお返し。」
「ありがと。」
私は体を起こし、アイスを頬張る。
「生き返った?」
「うん。
あのままだと本当に溶けるところだった。」
「本当に溶けてるみたいだよね〜」
「夏が暑すぎるのが悪い。」
「まあ、確かに暑いけどさ。
じゃあ夏の好きなところと嫌いなところ言ってみて」
「うーん、好きなところは冷たいものが美味しいところ、嫌いなところは暑いところと何故か頭が痛いところ」
「それ、熱中症になってるよ?!」
「え?そうなの?
毎年そうだからみんなもそうなのかな〜って。」
「違う違う。
……今日水分補給した?」
記憶を引っ張り出してくる
「…………あ。」
「今すぐ飲もうか。」
「……はい。」
ある夏の会話。
※本当に熱中症には注意。


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