どこにも書けないこと
誰にも言えないことを、
誰かに頷いて欲しくて、私は書き始めた。
そして書くことの楽しさや
奥深さを知ってしまった。
そんな今の私は、
どこにも書けないことがあっても、
私しか読む人がいなくても、
きっと書いてしまうような気がする。
#168
時計の針
時計の針と言う言葉に、
私はONE OK ROCKのClock Strikesという曲での、ボーカルTAKAのライブパフォーマンスを思い出しました。
彼が曲の冒頭で、時計の針のように腕を動かすのがとても印象的です。
ワンオクはボーカルTAKAの声が驚異的で、曲もハードなものからポップな曲、優しいバラードまで、すごくいい曲がいっぱいありますが、その中でもClock Strikesは、壮大なロックバラードで日本語歌詞もとても素敵なのでおすすめです!
"永遠なんてないと言い切ってしまったら、
あまりにも寂しくて切ないでしょ?"
※歌詞引用しました。
#167
溢れる気持ち
美しい景色や刺さる文章などに、どうしようもなく心が動く。
そのことを誰かに伝えたくて、でも全て話せるわけもなくて、ずっともどかしかった。
溜まっていく思いを心の奥にしまったまま、長い時間が過ぎていた。
最近になって私は文を書くようになり、
溢れる気持ちの行き場をようやく見つけたような気がしている。
書くことは私を自由な気分にしてくれる。
#166
Kiss
始まりのKissはいつも相手からで、それでいいと思ってた。
でも二人で楽しく飲んで解散する時、思わず体が動いてしまった。
「じゃ、またね」
改札を通ろうとするあなたのそばに寄ってつま先立って、くちびるに少し触れる。
目を見開いたあなたの顔が可愛くて。
ねえ私、あなたのことがとっても好きみたい。
#165
1000年先も
古く奈良から平安時代に精魂込めて造られた仏像や寺院で運良く残ったものは、1000年を超えて今も私たちの目を楽しませてくれる。
対象的だと思うのは伊勢神宮だ。
伊勢神宮は式年遷宮といって20年毎に新しく建て替えている。大量の良質な木材などを使用するため莫大な費用が必要になり、これを知った時はもったいない、まだまだ使えるはずなのに、と思ってしまった。
でもこの方法は、人が建立技術を受け継ぐためには理に適っているそうだ。
駆け出しの二十歳の時に、働き盛りの四十歳の仕事を見て、四十歳で六十代の総棟梁の采配を覚えておく。そうやって経験を重ねて、技術を1000年以上も伝えてきた。そしてこれから1000年先も伝えていく。
素晴らしいものを後の世に残したいと願うのは皆同じだろうが、その心を造り上げたものに託すのか、後に続く人に託すのか。
そのやり方は色々あるのだと考えさせられる。
#164