お題:太陽
ジリジリジリジリ身を焦がす
湿った空気と茹だる暑さとアスファルトが体の水分を全て奪う
灼熱の夏の日差しは最期まで私を逃すことはないだろう
居心地のよかった暗闇が息もできないほど苦しい場所になったのはいつからだったのか
耐え難い苦痛から逃れるために明るい場所を目指して逃げ出したはずなのに
私は太陽の下を目指してはいけなかったというのか
我関せずただギラギラと輝く光を恨めしく眺めながら後悔だけが思考を塗りつぶしていた
タイトル
夏の雨上がり道路のミミズ
お題:イルミネーション
気の合う仲間とのドライブの時間。
いつみてもこの道は虹色に輝いて煌びやかだ。
明る過ぎるような気もするけど暗い景色にはよく映える。
スピードを出して走るには結構な技術が必要だが仲間たちは慣れっこで
安全運転な俺はどんどん離されている。
何か良いものでも拾ったのか
すごいスピードでドリフトしながら抜いていったあいつ
いつの間にそんなうまくなったんだ。
景色に見とれてる場合じゃないかな。
俺もこの道とスピードに集中する事にした。
タイトル
レインボーロード
お題:愛を注いで
僕の愛を注いで注いであふれたとしてもまだまだ足りない
世界で1番可愛くてわがままな女王様はご満足されないのだ。
あなたの素晴らしさを讃えながら
お金と時間も注ぎに注いで従順な下僕に成り下がる。
今日も明日も明後日も
あなたの存在が生きる希望で救いなのです。
タイトル
人類は猫の奴隷
お題:狭い部屋
狭い部屋って意外とみんな好きだと思うな。
僕はよく籠っちゃうよ。
この部屋だいたい1畳くらいしかなくて座ることくらいしかできないんだけど、
何もできないと逆に考え事が意外と捗ったりするんだよね。
君も後でここ入ってちょっと堪能してみてよ。結構こだわってるからさ。
後で感想聞かせてね。
タイトル
じゃあちょっとお花を摘んできます
お題:天気の話なんかどうだっていいんだ。僕が話したいことは、
君の声が好きだ。
冷静で凛とした声が好きだ。
自信に溢れたその声が好きだ。
天気のことくらいしか話せないけど
ほんとはもっといろんな話がしたい。
話したいことがいっぱいあるんだ。
そんな叶わぬ思いを抱えながら今日も僕は君の声に耳を傾けた。
タイトル
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