みみかゆい

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6/1/2024, 1:58:18 AM

無垢な心を持って生きていく。

それがどれだけ難しいことか。

無垢なように振る舞うことはできるが、
それが本当の純粋さでは無いことは理解している。

自分の中から無垢が消えていくにつれ、
だんだんと世の中がつまらなくなっていく。

5/23/2024, 2:38:39 PM

逃れられない運命に気付いた時、

そのどうしようもない絶望に、私は思わず大声を上げて部屋中を駆けずり回った。
そんな事をしたって何も問題は解決しないのに、
それでも私は叫び続ける。

やがて疲れ果て、全てを吐き出した頃。
ようやくベッドに横になり、明日を迎える。

4/7/2024, 7:20:27 AM

君の目を見つめると、
そのキラキラして澄んだ瞳の中に、
醜い自分の姿が映り込んでしまっていた。

なんだかそれが無性に恥ずかしくて、申し訳なくて、
そんな自分が嫌になって、

どうすれば自分のことをもっと好きになれるのか、
今も悩んでいます。

2/22/2024, 11:58:49 AM

太陽のような、月のような。

「どっちなんだよ」

よく昼間に出ている。

「ならそれは太陽だ。太陽が出ているから昼になるんだ」

よく欠けたり、穴の空いたような形になったりする。

「ならそれは月だ。月は半月や三日月になったりする」

だがそれは、月ではない。

「月ではないのなら、月ではないのだろうな」

そして、太陽でもない。

「一体それはなんなんだ」

そう、それは…

2/16/2024, 12:20:48 PM

青年は暗闇を歩いていた。

誰よりも…強く、優しく、美しく。

どれどけ理想を追い求めても、その実夢は叶わない。

怒られて、褒められて、また怒られて
無限に続くハードル走のように、
一つ壁を越えたとて、また次の壁が現れる。

我ながらうんざりするような人生ではあるが、
これを繰り返し続けて、
いつかその壁がなくなった時、どんな景色が見えるのか。
とても見晴らしが良いのは確かだろうが、それを少し虚しく感じてしまう自分もいる。

いっそのこと、
さっさと諦めて壁と壁の間で生きていけば随分と楽なのだろう。
しかし、またそうも行かないのが青年の性であった。

不器用でも必死に喰らい付いていくのが、青年の有様である。

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