ギフト

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6/6/2025, 5:20:27 AM

水たまりにうつる空は夏の色
昨日の雨を忘れるくらいの、朝
夏色の空
昨日の、心に引っ掻き傷が出来る程度の出来事
傷なんて残っていないし
忘れていたんだ。
水たまりが残るように
水たまり程度に
何か。
きっと午後には乾いてなくなる程度の出来事
水たまりに映る空も儚い

雨を見たかい?
彼女は雨を見たのかな?

6/3/2025, 11:46:06 PM

「約束だよ」と言われたこと、覚えている
その時の彼の顔を覚えている。忘れるはずもない。
日に焼けて、
健やかに笑う。その目が映すものは?
あの日は梅雨の合間の晴れた
初夏の朝
心地良い風が吹いて 
忘れないだろうなと
思ったこと
覚えている
あれからどのくらい時が過ぎた?
数十年?もっと?数百年?
わたしは彼と何を約束して
今日まで何を待ってるのだろう。

6/3/2025, 6:30:20 AM

ひとつの傘をふたりで差した。
わたしの胸は苦しくて、苦しくて。
でも言わない。絶対言わない。
理由なんて、言った先から嘘になるから。
傘の中で、わたしが抱いた苦しさは
わたしだけのもの。

6/1/2025, 11:21:09 PM

「雨上がりの夜空に」と清志郎が唄う。
雨はいつか上がるんだな。
雨が上がるのを待つことが、肝心なんだ。
だけど雨が上がったら、お気に入りの傘のことも忘れて
彼女は出かけて行くんだ。
雨の中を一緒に過ごした時間も忘れるんだろうな、きっと。
清志郎、教えて欲しい。こんな夜に彼女に逢えない気持ち、どう言ったらいい?

忘れられた雨傘のこと、彼女はいつ気づくのだろうか。

6/1/2025, 5:59:20 AM

勝ち負けなんていったら
いつもわたしの負けかな。

今のわたしが見たらね。

でもね、分からないよ?
5年後のわたし、10年後のわたしが今を見たら?
わたしが居なくなった遠い未来からの今日は?

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