田村 海碧

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5/10/2025, 1:07:58 PM

#22 『静かなる森へ』

森の静寂。

赤眼の吸血鬼と金眼の狼。

惹かれ合う、異質な孤独。

許されぬ愛、月下の密会。

温もりを求める、冷たい指先。

遠吠えは、愛の囁き。

5/9/2025, 1:39:16 PM

#21 『夢を描け』

心に灯る、未来への小さな炎。
それが夢。困難を照らし、一歩踏み出す勇気をくれる。
焦らず、諦めず、その炎を絶やさぬ限り、
いつか必ず、温かい光となる。

5/8/2025, 3:16:43 PM

#20 『届かない......』

追いかけるほど、遠ざかる夢。
届かないと知りながらも、足は止まらない。

5/8/2025, 3:09:38 AM

#19 『木漏れ日』

見上げれば、どこまでも続く緑の天井。

その隙間からこぼれ落ちる光は、まるで無数の小さな奇跡のようだった。一条、また一条と、木々の間を縫って降り注ぐ木漏れ日は、深い森の静寂をそっと照らし出し、忘れかけていた温もりをそっと教えてくれる。その光の粒子が、足元の苔の上で、落ち葉の上で、きらきらと輝くのを見ていると、この一瞬が永遠であるかのように感じられた。生命の息吹と、悠久の時の流れが、この木漏れ日の中に凝縮されている。

この優しい光の中で、僕は生かされていると感じたのだ。

5/7/2025, 1:52:02 AM

#18 『ラブソング』

寄せては返す波の音
子守唄のように

潮の香りが包む
懐かしい景色

水平線に沈む夕陽
心染める茜色

漁火が灯る夜には
希望が満ちる

ああ、この海よ
僕のすべて

変わらない優しさで
いつも包んでくれる

遠い街で暮らす今も
心はあの海へ

いつか帰りたい
あの温かい場所に

---故郷の海---

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