てふてふ蝶々

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9/28/2023, 1:18:12 PM

ずっと仲良しな友達が、ある日を境に仲良しじゃなくなった。
みんながドッチボールしていて「仲間入れてー」って言うと、「もうやめるからー」
とか。
みんなと一緒に帰ってたのに、「あ、忘れ物ー」ってみんなで学校戻って行って、1人で帰る事になったり。
些細な事。
たまには1人で過ごす休み時間、1人で帰る帰り道も悪くなかった。
いつものメンバーとは違う友達と仲良くなったり、新しい発見があったり。
避けられてるなって自覚はあったけど、『いじめ』って言えるほどのことじゃないと、僕は思った。
今になって思えば『いじめ』なんじゃない?って思ったりするけど、小学生だったあの頃は些細な事って思っていた。
今、考えたらイジメられてるって思いたくなかったのかもしれない。
中学になって、たまたま同じ運動部に入って、友達から仲間って感じになった。
チームメイト。勝つ為の仲間。学校って言う巨大な組織の中の一部で、同じ目標に向かって走る仲間。
過去の出来事はなかったかのよう。
僕は誰にも話した事なかった。
話す気もなかった。
ある日、家族で夕飯を食べている時、僕の小学校の話しになって、僕はその時の嫌な感情が蘇った。
家族に「昼休みにボッチにされたりもしたよ」って程度にサラッと軽く話をした。
家族は「その時の、あなたは大変な思いをしたね。」と。あと、「今は辛くない?」と聞いた。
今、仲間になった友達とは嫌な感情は不思議となくて、ただ、あの時、なぜハブられたのかはわからないままが気持ち悪い感じはするけど、それ以外は信頼できる友達でチームメイト。
だから、「今は大丈夫」って答えた。
『今は』って答えた時に、あぁ、あの子とは生涯の友達とか仲間って思ってないんだなって。
いつか、進路とかで別れる時が来たら、なんで小学生の時にハブられたのか聞いてみようと思う。
今はその時じゃないだけ。
今、理由を聞いても平気だし何も変わらないと思うけど、それは僕だけで相手は違うかもしれないから。
別れ際に、もうお互いが必要なくなったら聞いてみよう。

9/26/2023, 12:38:23 PM

春夏秋冬

日本だけのもの!みたいに思っていたけど、そういう些細な季節の移り変わりを大事にしてきた民族性なだけっぽい。

春は芽吹、始まり。
夏は煌々、真っ盛り。
秋はコツコツ、貯め込み。
冬は我慢、終わりと始まり。

みたいな感じ?

春と秋の違いは色くらいしか表現できなくて、
春はビビットカラーに白を混ぜたような。
秋はもっと曖昧でビビットカラーに白黒を混ぜたような。
最近はアースカラーって言うみたい。

地球は秋か。

9/23/2023, 12:11:21 PM

ジャングルジムの一番てっぺんに、最初にタッチした人の言う事をきく事

なんてルールで遊んでた子供時代。
だいたいが、一番になる事に一生懸命で、運良く最初にタッチできたら、それからみんなに何させよう?って考えた。
そうすると、次のゲームの采配によってやらされる限度が左右されたり、友達関係の崩れる原因にもなるから、大抵は、「三回回ってワンって言う」程度の罰ゲームになる。
そうなると面白い刺激もなく、何度かやったらすぐに別の遊びに移行する。
たまに悪知恵の働く輩が入れば、怪我人が出るか過酷な罰ゲームでほとんどの人がその遊びをやめる。

ジャングルジムは、世の中の縮図みたい。
一番を目指してズルをせず、最初にタッチしたら、みんなが嫌がる事はしないし、かと言ってそれだけでは満足できなくなる。

悪知恵の働く人が最初にタッチしたら、世の中から総スカンをくらう。

かと言って、2番の人には何も権限がない。

だから、徒党を組んで、一番になる人を祭り上げる。

一番になった人は徒党を組んだ仲間の言いなりになるしかない。

危ない、怪我する。だから無くすって感じで見なくなったジャングルジムは、世の縮図を学ぶ格好の道具だったのに、最近見ない…。

怪我の経験もなく、危険や、嫌な思いや、やり過ぎちゃってごめんねって感情。
そもそも、1人でジャングルジムに登ったってつまらないって学ばないのって、もったいないなぁって思う。

9/22/2023, 12:33:52 PM

ごちゃごちゃごちゃごちゃ、うるさい。
何を話してるのかまでは聞こえない。
耳栓してるし。
ベッドホンの時もあるけど。
でも、鳴り止まない声?音?
どうしたら静かになる?
遠くの田舎なら静かに暮らせるだろうか?
安眠の為に、とりあえず一泊で寂れた旅館に行く。
あぁ、喧騒もなく、木の葉の揺れる音、水音だけ。
理想的な環境だ。
夜はゆっくり眠れるだろう。
そう思ったが、薄暗くなると、町民放送?って言うなんかわからない時報が大音量で流れて、心臓が飛び出るほどびっくりした。
そのあとは、農作業か何かから帰ってきたらしき人達の酒盛りの声がする。
やっと静かになったかと思えば虫の声。
もう、この世には静かな場所なんてないと思った。
人の声が嫌い。
そんな自分は人として生きていくには無理だろう。
歳をとり、人以外の鳥の声、虫の声までうるさいと感じて、表現しきれない程の嫌悪感を感じる。
防音室で生活しよう。
都内に戻り、なるべく小さな家を買い、完全防音の部屋も作った。
若い頃は音に対する敏感さは収入になった。
今ではお金の価値とは何だ?と捻くれた考えしかなく無駄に金ばかりある。金は音を立てず静かにして役立つ。
この防音室で安心を得て、辛かった若い頃の自分を慰める。
もう、生活のほとんどがこの防音室でいるようになったある晩、久しぶりに『うるさい』と思って目が覚めた。
防音室に一人きり。
無音のはず。
耳を澄ませる。
何か聞こえる。
一定のリズム。
部屋のどこかに隙間ができたか探しても見当たらない。
部屋の真ん中にあぐらを組んで座る。
耳を澄ます。
一定のリズムは自分の鼓動だ。
そうか。声が苦手なんじゃない、生きてるって音が苦手なんだ。
なんだか腑に落ちた。
『うるさい』と感じてベッドホンで聞いたクラシックは電子化されたものだった。
風に吹かれる木の葉の音。は心地よかった。
年齢とともに敏感さすら頑固になり続け、ついには自分の心音すら『うるさい』と思うようになってしまったのか。
ずっと生き辛かった。
静かを求めた。
静かさなんか、生きてる間中、訪れない。
心を無にして部屋を出る。
聞こえる音はスッスッと床を擦る自分の足音と、少し早くなった自分の鼓動。
キッチンについて、ガチャガチャと手当たり次第に探す。
目的の物が見つかるまでガチャガチャとなる扉や食器の音を耳で聞く。
目当ての物が見つかった。
なるべく音がしないようにだけ気をつけて、自分の鼓動の発信源にアイスピックを入れていく。
これでやっと静かになる。
そういえば、僕の声はどんな声?

9/19/2023, 11:23:06 AM

例えば、夜中の12時に明日の朝8時に、あなたは死にます。
って言われたとして、
何度でも繰り返して構いません。8時間は自分の生きてきた過去に戻る事ができます。
って条件が付け足されました。
どうしますか?

死んだおじいちゃんおばあちゃんに会いたい
→8時間後に会えるかも?
公園でドッチボールして遊んでた日に戻りたい
→何時間?
親孝行したい
→いつ、何をすれば良かった?
合格発表の喜びをもう一度
→結果を知ってるんだからドキドキしない。
子供が生まれた日
→今、生まれたその子が生きてるのに?

安い時計みたいに時間は一方通行の方がいい。
8時間後に死ぬって知らされずに8時間過ごしたいって思うわ。

世界中の時が止まったとて、なんもする事ない。
いつものように寝て、目が覚めてお弁当作って、いってらっしゃいって言って…

私が死んだとて時間は進む。

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