ヒーローは私を救ってくれない。
ヒーローは私を見捨てて世界を救う。
悪役は私を救ってくれる。
悪役は私を救って世界を見捨てる。
皆のために私の事は見殺しにして欲しかった。
ありがとう。さよなら。
『善悪』より
何も要らなかった。
地位も、名誉も、お金も。
自分の命すらも、惜しいとは思わなかった。
君と出会ってから、僕は死ぬのが怖い。
もう少し一緒に居られたら良かったのだけど、
多分無理だ。
最後にもう一度、貴女に会いたかった。
あの夜を懐かしみながら、僕は永い眠りにつく。
君は泣いてくれるかな。それとも新しい人と結ばれて、僕のことなんて忘れてしまうのかな。
君と出会ってから、僕は命が惜しくてたまらない。
『何もいらない』より
小倉百人一首、五十番歌、藤原義孝の二次創作。
私にお花を差し出して、プロポーズする男の子。
透き通った目で私を見つめて、声変わり前の高い声で、必死にアピールしてる。
昨日読んだ本の中で、何となく目に止まった一文。
「もしも未来を見れるなら。」
見たい未来なんてなかったけど、この子が将来どんな子になるのか、少しだけ気になる。
その透き通った目に、光が灯ったり、濁ったり、涙でいっぱいになったりした後に、また私のところに来たりしないかな。
神様、ほんの出来心なんです。目の前の男の子の未来を、少しだけ私に見せていただけませんか。
『もしも未来をみれるなら。』より
桜は散り際が1番綺麗だ。
初めて会った時、君はそう言った。
今年も桜が散った。
毎年この時期になると君のことを思い出す。
どこで間違えたんだろう。
風に揺られた桜が舞う。
あんなに好きだった桜と君との思い出が、今は鬱陶しくてしかたない。
散った桜を今も追いかけてしまっている。
『桜散る』より