時間が止まれば、
怒られずにたくさんゲームが出来る
時間が止まれば、
2度寝し放題になる
時間が止まれば、
超人に魅せることが出来る
でも、本当に望んでいたのはそんなんじゃなく、
もっと単純なー
「あ、もうこんな時間。
ごめん今日塾あるから帰るね。」
大好きな人といる時間が増えたり、
「そっかじゃあね……」
この時間が終わって欲しくなかったり、、、
甘い贅沢な時間がずっと、
ずーっと、続いて欲しいだけだった。
『時間よ止まれ』
いつも、
朝起きて、スマホ見て、ご飯食べて、仕事して、スマホ見ながらご飯食べて、仕事して、スマホ、フロ、スマホ、ご飯、スマホ、入眠。
休日は、
朝起きないで、昼過ぎ起きて、スマホ、んでちょっと食べて、スマホ見て、寝る。
ある日思った「うわ、つまんねぇーーーーーーー」
ただYouTubeと、漫画アプリの往復
たまにX、たまにLINE。
「スマホゲームも飽きたしなぁーーーー」
最近ずっと心ここに在らず。
「生きてる感じしねぇや笑」
……スマホない時、何してたんやろな
もうココロは死んでいるきがした。
はあ……
『ココロ』
●「ねーお兄ちゃん知ってる?」
「なあに?」
●「お星様は天使様なんだよ!」
「そうなのか」
●「うん!だから、お星様に願って手をこうやって合わせたら願いが叶うんだよ!」
「おー願いが叶うんだな」
●「そうなの!でも……」
「どうした」
●「今日はお星様いない。雲が意地悪してるから」
「そうだなー」
●「うーん明日なら晴れてるかな?」
「どうだろうな、明日……手術頑張ったら、見えるかもな」
●「うん!僕頑張って病気治す!それでーお星様にお願いするの!」
「そうか。何願うんだ?」
●「うーん秘密。」
「どうしても?」
●「内緒の秘密ーー。しーだよ。」
「なんだそれ笑」
●「……お兄ちゃん」
「ん」
●「なんでもないよーだ。」
「はーもう寝るぞ笑」
●「うん!おやすみお兄ちゃん」
「……おやすみ」
翌朝
晴れやかな朝日が差し込む
病院の中は白すぎて眩しいくらい
弟が呼ばれて、手術に向かった。
……頑張れ。
●「おにーちゃーん!」
「あぁ、どうした?」
●「呼んでも返事しないから!僕、頑張るよ!」
「……ああ」
弟は、癌だ。
俺は馬鹿だから、詳しく話されても分からなかった
ただ癌であるらしい。
手術は成功するか、失敗するか、分からないらしい
でも、信じてる、きっと……って
……死ぬな、死ぬなよ。
「あのー手術、終わりましたよ?大丈夫ですか?」
「えっあ、大丈夫……です」
「君汗凄いね。大丈夫?」
「は、はい、えっと弟は……?」
「終わったよ、無事。」
「…………!!!!!」
「す、すぐ行きます!」
●「もういるよ、お兄ちゃん。」
「……!!よかっ……た。よかった、本当に」
●「大袈裟だよ、ほらお兄ちゃん立って」
「だっ、だってー……あーーーーよかったー!」
●「お兄ちゃんうるさい!ほら、僕もう布団に戻るから」
「ごめんなぁ、でも嬉しくてさーーーー泣!」
●「あっ今日お星様見えるよ」
「なんかお願いするか」
●「えーと、お兄ちゃんが僕なしでも生きていけますように」
「……へ?」
●「お兄ちゃん、今日すごい泣いてたし、一人暮らしとか心配。」
「だって」
●「だってじゃない!……お星様みたら僕のこと思い出して安心して!」
「……えーあーうん!」
●「へへっ」
「じゃあ俺は……」
この空に星が輝いている限り、俺と弟が、いつまでも、どこにいても、通じ合えますように。
●「お兄ちゃん、今なにお願いしたの?」
「へへっ内緒の秘密!」
『星に願って』
君の背中をずっと追ってた。
いつも頑張る君を。
でも、
そんな君の背中が見えなくなった。
君はある日を境に学校を休みがちになった。
前兆はあった、
君の弱音、恨み辛みその他有象無象をメッセージにて、聞いていた。君の背中は小さくなったように見えた。なんだろう、この感じ。
「はあ……かわ」
「おーーーーーい!!!!!サッカーしようぜ!」
結局、自分は何を思っていたのかも忘れてサッカーをした。
君の家に呼ばれた。
僕は家に向かった。
君のお母さんが部屋に案内してくれた。
君を見た。
「かわいそう。」
息の詰まるような暗い部屋
換気もされてなさそう。
そんな部屋の真ん中に女の子座りで俯く君。
その君の頭にボソッと吐いた。
「あんたもそういうこと言うんだ。」
「僕はもっと明るくて、サッカーを頑張って、頑張って、頑張る君が好きだった。成績も、やばいーって言いながら平気で10位以内に入る君が好きだった。何か、君の顔が見えたらそんなもんかって、なった。」
「そ、」
「そう。」
『君の背中』
「死んだらどうなるかって考えたことある?」
「さあ?適当に天国とか行くんじゃない?」
「ふんふん、あやは?」
「うぇ!?私?うーん。幽霊としてふわふわと浮いているんじゃないでしょうか。そういうまーやはどうなんです?」
「あたしはー人は死んだら輪廻転生すると思ってる!結構ガチめに!」
「私は天国行ってダラダラゴロゴロな毎日が良いけど?」
「めいはその調子じゃ天国にも行けませんよ……」
「説教やだー!ね、まーや。輪廻転生論でいったら私たちやっぱ前世あった系?もしかして一国の女王だったり……」
「ううん。私たちはもやし。」
「ん?もや……もやし?へ?」
「太陽の光を目いっぱいに浴びて成長したかった可哀想なもやし。その3人組。」
「前世の記憶ですか?」
「あと、暴走族。調子に乗ってバイクに3人乗りしてる。」
「……この前自転車でやりましたね。」
「それから判子。佐藤、鈴木、高橋。同時に売れたみたい。」
「佐藤あや、鈴木まや、そして私、高橋めい。」
「……どーゆーことだよ。
それ、ほんとに全部……前世の記憶なのか?」
「うん。」
「つまり……つまりね、死んだらどうなるかって答えは、私たち3人組は何も変わらないってことなんだよね。」
「3人組は変わらない……」
「あやの胸も成長しないままってこった」
「いまその話はしてません!破廉恥めい!」
「私たちは運命レベルで赤い糸……いや友情の糸……いやめんどくせ。赤い糸で結ばれてるって事なんだよ!!」
「だから、何百年後も、何千年後も、何光年先でも、未来と、思い出を繋いでいこうね。」
『終わらない物語』