テーマ 安らかな瞳
「キィ」
静かな病室を僕は見つめている。
「....」
あんなに笑顔だった君はどこへ。
ー次の日ー
「ピーピーピーピー」
突然脈がなくなり始めた。
「!?」
びっくりして急いでナースコールをおした。
君の病室に人が来る。急いで医師たちが動き始めた。
ー数分後ー
「お亡くなりになられました」
僕は膝から崩れ落ちた。もう君はいないんだ。君は段々と忘れられ、思い出もなくなってしまうと思って目に涙が溜まった。
ー葬式ー
「かわいそう」
ヒソヒソと喋り、哀れな目で見ている奴らがいる。
「...」
でも今はそんな奴らにかまっている暇じゃなかった。君がいなくなってからずっと心が痛い。君が大切だった。先にいってしまうなんて考えたくなかった。
ずっと何も喋らなかった。最後に棺桶を見たら
「...」
笑顔でやすらなかな瞳をした君がいた。
「天国でも笑顔でいてね」
寿命を持っていていた君に向かって僕はつぶやいた。
テーマ もっと知りたい
「何かあったか〜反応うすくな〜い?」
「なんでもないよ〜」
いつもそうやってごまかしてくる。
どうしたらちゃんと話してくれるの?
ーいつの日ー
いつものように学校に来た。校庭に人だかりができている。気になっていってみると
「....」
地面を真っ赤にして倒れているあいつが見えた。
「うわぁ」
誰かはあいつをゴミでも見るような目でみて、無惨とでも言うような顔をしている人もいた。あいつがなにをしたっていうんだ。そんなことは言えるはずなく、ずっと歯を食いしばっていた。
ー放課後ー
誰かから聞いた。あいつはいじめを受けていたらしい。そんなことにも気づけなかった自分を恨みたい。
「おい」
「なんですか?」
あいつをいじめたやつを探さなきゃだな。
「俺達のやつ自殺しちまったから。お前代わりになれよ」
ふーん。こいつか。俺の大切な友達を追い詰めたやつは。
「なんかいえよ」
「.....こっちこい」
痛みつけて痛みつけて痛みつけて痛みつけて
一生悔やませて終わらせてやろうじゃねえか。
次の日。不良共は来なくなった。
僕は屋上にいた。
「もっとアイツのことをわかっていれば」
そんなことを言っていた。僕は柵に手をかけた。
「僕のことなんて君はたっくさんしっているとおもうな〜〜」
「は!?」
ふと後ろを見るとあいつがいた。
「だって〜前なんて僕の好きなもの買ってきてくれたし〜〜」
「( ・´ー・`)」
「うわ、むかつくな〜ww」
「ww」
まるで昔みたいだ。
「だから大丈夫だって!」
「ん?」
「わかってなくても..心がつながってるって!」
笑顔いっぱいであいつは言った。
「じゃあがんばっていきてね〜」
ふと見るとあいつが消えかかっていた。あいつは最後まで笑顔で手を振っていた。
「でも、もっと...知りたかったなぁ」
そう言って柵から手を放して屋上から出た。
Fin