漣 蓮斗

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テーマ 安らかな瞳

「キィ」
静かな病室を僕は見つめている。
「....」
あんなに笑顔だった君はどこへ。
ー次の日ー
「ピーピーピーピー」
突然脈がなくなり始めた。
「!?」
びっくりして急いでナースコールをおした。
君の病室に人が来る。急いで医師たちが動き始めた。
ー数分後ー
「お亡くなりになられました」
僕は膝から崩れ落ちた。もう君はいないんだ。君は段々と忘れられ、思い出もなくなってしまうと思って目に涙が溜まった。

ー葬式ー
「かわいそう」
ヒソヒソと喋り、哀れな目で見ている奴らがいる。
「...」
でも今はそんな奴らにかまっている暇じゃなかった。君がいなくなってからずっと心が痛い。君が大切だった。先にいってしまうなんて考えたくなかった。
ずっと何も喋らなかった。最後に棺桶を見たら
「...」
笑顔でやすらなかな瞳をした君がいた。

「天国でも笑顔でいてね」
寿命を持っていていた君に向かって僕はつぶやいた。

3/14/2024, 11:02:54 AM