漣 蓮斗

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「何かあったか〜反応うすくな〜い?」
「なんでもないよ〜」
いつもそうやってごまかしてくる。
どうしたらちゃんと話してくれるの?

ーいつの日ー
いつものように学校に来た。校庭に人だかりができている。気になっていってみると
「....」
地面を真っ赤にして倒れているあいつが見えた。
「うわぁ」
誰かはあいつをゴミでも見るような目でみて、無惨とでも言うような顔をしている人もいた。あいつがなにをしたっていうんだ。そんなことは言えるはずなく、ずっと歯を食いしばっていた。
ー放課後ー
誰かから聞いた。あいつはいじめを受けていたらしい。そんなことにも気づけなかった自分を恨みたい。
「おい」
「なんですか?」
あいつをいじめたやつを探さなきゃだな。
「俺達のやつ自殺しちまったから。お前代わりになれよ」
ふーん。こいつか。俺の大切な友達を追い詰めたやつは。
「なんかいえよ」
「.....こっちこい」
痛みつけて痛みつけて痛みつけて痛みつけて
一生悔やませて終わらせてやろうじゃねえか。

次の日。不良共は来なくなった。
僕は屋上にいた。
「もっとアイツのことをわかっていれば」
そんなことを言っていた。僕は柵に手をかけた。
「僕のことなんて君はたっくさんしっているとおもうな〜〜」
「は!?」
ふと後ろを見るとあいつがいた。
「だって〜前なんて僕の好きなもの買ってきてくれたし〜〜」
「( ・´ー・`)」
「うわ、むかつくな〜ww」
「ww」
まるで昔みたいだ。
「だから大丈夫だって!」
「ん?」
「わかってなくても..心がつながってるって!」
笑顔いっぱいであいつは言った。
「じゃあがんばっていきてね〜」
ふと見るとあいつが消えかかっていた。あいつは最後まで笑顔で手を振っていた。

「でも、もっと...知りたかったなぁ」

そう言って柵から手を放して屋上から出た。

Fin

3/13/2024, 7:06:57 AM