夢を見てたい
都合のいい夢だけを見たい。
正直現実なんてものはどうでもいいし
現実に期待するだけ無駄なことだと思う。
夢のない話だが
現実に夢を求める方がおかしいんじゃないかとも思う。
たかが齢16の子供に何がわかるんだと言われてしまうと
かえってなにも言い返せなくなってしまう。
しかし、
たかが齢16の子供に都合のいい夢だけを見てたいなんて言わせる世界もどうかしているとは思わないか。
白い吐息
吐いた息が白くなって目の前に現れた。
白い吐息のせいで
なんだか心まで見えてしまっている気がする。
君には私の心が見えているの?
なんて、くさいことは言えないし
言うつもりもないけれど
白い吐息と一緒に私の本音まで見えてしまっては
君との関係が台無しだ。
いつからか
年に一度、純粋な子供にだけ現れるあの人が
私の前に出てきてくれなくなった。
現実ばかりを見すぎて
目の前の幸せにも気づけない私には
もう贈る物なんてないらしい
凍てつく星空
どのくらい時間がたったのだろう。
私の頭上にある星々は
そこから1歩も動かず留まっている。
まるで凍っているようだった。
学生特有の悩みは晴れず、
空ばかりが晴れるこの世界にうんざりしていた。
考えすぎだと言われても
考えなければ死んでしまいそうで怖かった。
けれど夜だけは私の味方だった。
誰にも邪魔されず、ただ静かで暗くて
凍てつく星空だけが私を包んでくれる。
もう一生朝なんて来ないんじゃないかと思えた。
しかしそんな夜も呆気なく終わるらしい。
見えない未来へ
過去はいつでも明るかった。
今とは違う輝きをもっていた。
1度手にしたはずなのにどうしようもなく羨ましい。
そのくせ未来はくだらない。
見えもしないし分かりもしない。想像なんて出来やしない。なのに拒むことすら許されない。
こんなものの何が明るいんだ。何に夢を見ているんだ。
見えないものに期待して、見えないものを夢見るのもいい加減にして欲しい。
見えない未来に飛び込む勇気も興味も私にはない。