凍てつく星空
どのくらい時間がたったのだろう。
私の頭上にある星々は
そこから1歩も動かず留まっている。
まるで凍っているようだった。
学生特有の悩みは晴れず、
空ばかりが晴れるこの世界にうんざりしていた。
考えすぎだと言われても
考えなければ死んでしまいそうで怖かった。
けれど夜だけは私の味方だった。
誰にも邪魔されず、ただ静かで暗くて
凍てつく星空だけが私を包んでくれる。
もう一生朝なんて来ないんじゃないかと思えた。
しかしそんな夜も呆気なく終わるらしい。
12/1/2025, 3:40:52 PM