文章力のない人

Open App
7/10/2025, 8:04:15 AM

届いて…

『あと数センチ、ほんの少しだけあなたに届かない。
こんなにも一途でこんなにも努力しているのに。』

こんな在り来りなことしか言えないから
きっとあなたは振り向いてくれないのだろう。
何をすれば、何を言えばあの人に届くのだろう。

7/8/2025, 1:15:12 PM

あの日の景色

景色とは不思議だ。
ただの海でも気持ちが晴れたり
ただの山に癒されたりする。
それでも、あの日の景色に勝てるものはないと思う。

友達と「暑い」って言いながら少し着崩れした浴衣で
空に上がる花火をただ見つめる。
いつもなら手放せないスマホも
途切れることの無い会話も
その日だけは、もとからそんなものなかったかのように
静まり返っていた。
毎日「青春したい」
なんて言ってた日々が青春なんだと思える瞬間だった。

あの日の景色は、私の中で1番綺麗で1番静かで
1番鮮やかだった

7/7/2025, 10:29:31 AM

願い事

「もし一つだけ願いが叶うのなら」
なんて、都合のいい話はない。
「なんでも叶えてあげるって言ったら」
なんて、そんなこと出来ないくせにと思ってしまう。

私は捻くれている。
そんなことわかっている。
わかった上で生きている。

でももし本当に一つだけ願いが叶うのなら
私は
純粋な気持ちで流れ星に願い事ができてしまうような
七夕の願い事を「世界平和」と書くような
そんな人になりたいと思う。
きっとその方が、今よりずっと生きやすい。

7/7/2025, 6:56:30 AM

空恋

僕は空に恋をした。
届くはずもなければ、話すこともできない。
毎日一方的に眺めるだけで 進展なんかしない。

それでも毎日元気をもらえる。
生きる糧になる。
時々雨を降らす君を見ると守りたいと思う。
君のおかげで頑張れているんだ。

だからもう少し
せめてこの雨が止むまでは
空のように綺麗で届かない君に恋をしたい。

7/5/2025, 2:50:00 PM

波音に耳を澄ませて

朝起きて家を出れば、目を覚ましてと言わんばかりに
波の音が耳に入ってくる。
耳を澄ませば、きこえる音色は波一色になる。
そんな場所で恋をしたい。

夕方、波の音をBGMに、友達と歩きながら帰る。
夏になれば学校帰りにそのまま海に出る。
そんな場所で青春がしたい。

波の色は1つではない。
24時間365日、きっと全く同じ日はないだろう。
だからこそ私はそんな場所で一生を過ごしたいのだ。

Next