【いつまでも捨てられないもの】
プレゼントしてもらった物
変なプライド
人と仲良くなりたい欲
妙な思考
無い物ねだり
食欲
癖
思い出
もしかしたら
いつかの約束
立ち位置
なんだ・・・
結構まみれてんなぁ
【誇らしさ】
人様に自慢出来るような物は持ち合わせてないけれど
自分としてはないことも無い
人より動ける訳でも
頭が良い訳でもなく
見た目に優れる訳でも
何かを創り出せる訳でもない
だから持てたと思う小さなそれ
それでも
たま~に同じ物差しを持つ人と出会うから
ちょっとだけ誇らしい
【夜の海】
深夜の砂浜に車がハマって大騒ぎ
夜釣り(うなぎ編)
夜釣り(義父編)
夜釣り(続うなぎ編)
友達カップルと彼女と島へ
夜光虫
叔父の奮闘記
満潮浸水でテント大移動
極寒のメバル釣り
母の実家、近所の海で車海老大量発生
母の実家、犬の散歩と海辺の道と
キャンプファイヤーの女神と焼きマシュマロ
パッと思いつくだけでも結構あるな
夜の海は月と波の音だけで十分だけど
割と色々起こるみたい
この辺のお話は
また気が向いた時にでも
使わせてもらおう
地元には海なんてないのだけど
1つのお題で大量ストック
思い出に残りやすく話にしやすい
貴重な組み合わせなのかも
【自転車に乗って】
初めての自転車は
友だちよりもだいぶ遅かった
本人は特に気にした事はなかったが
一緒に遊んでる友だちの自転車を走って追いかける
その姿を見て不憫に思ったば~さんが
買ってあげたら?と
お金を出してくれたらしい
特に欲しかった訳ではなかったが
買って貰えるとなれば話は別だ
お袋に連れられて行った町の自転車屋さん
一際目を引いたのは
天井からぶら下げられた
仮面ライダーの自転車
少年の瞳にはもうそれしか映らない
予算オーバーだったのだろう
お袋は困ってたようだが
そんな大人の事情
少年の俺は気づかない
結局、お袋が根負けし
家にピカピカの相棒がやってきた
快晴
うちの前で相棒に跨がる
ハンドル前にはカゴの代わりにライダーバイクの形
キラキラと輝く金属部分は誇らしく
大地に伸びた補助輪が頼もしい
この相棒となら何処へでも行ける
ライダーのように崖を飛び越え
空だって飛べる気がした
テレビで見たETの影響もあったと思う
乗り心地を確認しながら練習開始
相棒とうちの前を行ったり来たり
しばらくするとお袋が様子を見に出て来た
万能感溢れる少年は
母親の前でキュッと止まり
後ろに乗りなよと振り返る
お袋はまたも困った顔
しつこく誘うヒーローに
中年ヒロインは恐る恐る後ろに座った
ハンドルを握り
ペダルに力を込める
瞬間
ホントに空を飛んだ
浮遊感と視界に広がる雲ひとつない空
空回る車輪が照り付ける陽射しを反射してキラキラ光る
見事にひっくり返った
大地の上にお袋
その上に俺
俺の上で相棒は無傷だ
何が起こったのか理解出来ず
しばらくそのまま空とカラカラ回る車輪を眺めた
その後
中年ヒロインは
腰を押さえしばらく寝込んだ
【心の健康】
常に弱音を吐くと言えば
聞こえが悪いが
そういう人は
ちゃんと自分の心配をしてあげられる人だと思う
逆に
黙々とやってしまう人は
自分の心配は後回しが多い
そ~ゆ~人ほうが心配になる
自分では後者だと思ってるが
自分を甘やかすのは得意なので助かっている
それとは別に
最近良く思うのは
心と身体のバランス
気だけ若い
今まで気になる事は無かったし
良い事だと思ってたけど
ふと
後輩達と同じ位置
同じ時間軸に立ってるという勘違い
これは今の内に補正しておかないと
後々の判断を大きく間違えてしまいそうな
元から無かったものを
失ったと捉えてしまいそうな
そんな気がした
恐らくそこには既に
ラインが引かれてあって
今は見えてない、もしくは見ないようにしてる
だけど
そのラインの前に立ちすくむ日は確実にやって来る
願わくばその日は喜びと共に迎えたい
アホなおっさんも
時にはちゃんと考えたりするのだ