生粋

Open App
7/28/2024, 11:56:56 PM

【お祭り】


大人になってからのお祭りは

それを楽しみに行くというより

大人になるまでに行った

お祭りの記憶やその時の感情を

追体験しに行ってる

ような気がする

7/27/2024, 11:04:15 AM

【神様が舞い降りてきて、こう言った】


実は私

神様である

一応、国のお墨付き

おっと

宗教の話ではなく

伝統芸能の話


普段は普通のおっさん

いや、ややアホなおっさんだ

縁あって始めた頃は10代だったから

「若いのに立派な」と

大人たちから褒められてた

また、向いてたらしく

結構チヤホヤされたが

今や若さも失ってしまった


十八番の役どころを

初披露した時は

場の雰囲気と緊張に

ある種の心地良さを感じた

学生の時に部活動の試合で感じた緊張感

それともちょっと違う


すっかり忘れたけど

お題を見て思い出した

もしかしたら神様の声って

そういったものなのかもね

7/27/2024, 5:28:34 AM

【誰かのためになるならば】


どうやら年齢は

あまり関係ないらしいぜ

7/26/2024, 5:01:01 AM

【鳥かご】


例えに使われる時は

だいたい不自由の象徴

守られてるって側面もあると思うけど

何処にでも行ける



何処にも行けない

この差だと思う


だけど

外がホントに自由な世界かは

別の話だと思う


劣悪な天候に外敵に空腹に晒されながら

来ないかもしれない明日を

毎日追いかけてるのかも知れない


そうならないように

人間は備え工夫し発展してきたはずだ


鳥かごに不自由を連想するのは

自ら鳥かごに入る事を選んだ人間の

無い物ねだり

だと思う

どこに行っても隣の芝生は青い

7/23/2024, 12:53:10 PM

【花咲いて】


私にとっては

数々の想い入れが引っ張られてくる字面だ

まぁ実際に咲いた訳ではあるが


立派に咲き

実を結び

種子を風に乗せ

降り立った地で

根を張り

芽吹いている


私が栽培した訳ではなく

ある日畑に咲いた野生の花


強さと優しさを兼ね備え

のびやかに繊細に

雨に耐え

太陽に手を伸ばし

風に微笑む

つられて鳥なんかも遊びに来るようになった


賑やかだった畑で

私はまた芋を掘っている

たまに通りかかった鳥が

向こうの様子を伝えてくれる

採れた芋を鳥にことづける


そのうち

芋のお弁当を持って

お花見に行こうっ

Next