人さがし

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6/24/2023, 11:13:56 AM

─1年後─

ある1人の少女は、難病に悩まされていました。

その難病とは、治ることがほぼ0%に近く、死ぬ確率も高い。

今までその病気になった人もあまり居ない、

とても珍しい病気でした。

しかも、その病気は海外で発症したもので、

日本で発症した人は、彼女が初でした。

その為、何も出来ないのです。誰も、彼女を救えないのです。

彼女は余命宣告をうけました。長くて1年。

たった1年しか生きられないのです。

彼女は日本で話題になり、とても有名になりました。

『可哀想。最後の1年、楽しく幸せに生きて欲しい。』

『これで日本の医療が成長する。ありがとう』

など、応援のようなものが沢山届きました。

しかし彼女は1年後、死にませんでした。

誰もが死ぬと思っていた為、

『そう言えば、あの病気の子って死んだの?』

『何でまだ生きてんの?せっかく応援したのに。』

などと言われ、誰も『生きててよかった』なんて言いませんでした。

その数ヵ月後、彼女は死にました。病気ではなく、ストレスのせいで。

さて、此処で質問です。この中で、誰が一番悪いと思いますか?

応援していたのに死ななかったら手の平を返す、周りの人達?

それとも、周りを裏切る行為をした、少女?

『誰が悪いか。』それは人によって答えは変わる。

これを見ている貴方は、誰が悪いと思いますか?

6/24/2023, 1:39:50 AM

─子供の頃は─

子供って良いよね。

大人と違って。

だって子供で居られたら、

夢も沢山見られるし、

社会の厳しさも知らなくていいし、

死について知らなくていいんだから。

僕も子供の頃は自由だったのになぁ。

上司に心の中では愚痴言いながら、

「すみません」って謝って、

今では馬鹿みたいに働いてるよ。

子供だった僕達は、

色々なことを教えられて馬鹿になる。

本当この世界は窮屈で、苦しくて、つまらないよ。

こんなになるなら、死んでしまいたかったよ。


所々私の考えも入れてしまいました...。
私の好きな言葉で、こう言うのがあります。
『正しさとは武器だ。
それは傷付けることができても、守り救済することは出来ない。』
あるアニメのキャラが言った言葉です。
あなたは正しさを、ちゃんと使いこなせていますか?
あなたの正しさを、人に押し付けていませんか?
以上、作者より

6/22/2023, 9:47:22 AM

─好きな色─

私はね、人の心が色に見えるの。

私はそれが好き。

カラフルで、綺麗で、相手を信じられるから。

本心で褒めてくれる人も居れば、

むしろその逆でお世辞みたいに言ってくる人も居る。

でも私だけがこの色を見れる。私は特別だと思えるの。

今日はね、いつも通り校内を歩いていたの。

何か面白い色無いかな~、って。

そしたらね。出会ってしまったの。

今まで見たことない色を持った彼に。

それから彼を観察していた。

いつも笑っていたの。

楽しそうに。嬉しそうに。

たまに、苦しそうに。

それが作り笑いってことに気づくまで、

時間はそうかからなかった。

楽しそうに、嬉しそうに笑うのは、

全部苦しいのを紛らわす為。

皆にばれないようにする為。

だから彼の持ってる色が、

とても黒く、暗い色に見えたんだね。

6/20/2023, 10:35:35 PM

─あなたがいたから─

あなたがいたから、此処まで来れた

諦めずに、努力して、此処まで来た

隣に居てくれて、ありがとう

いつか居なくなることは分かってたけど

僕が今まで生きれているのは君のお陰だよ

本当、ありがとう


あなたはこの物語に、何と名前をつけますか?


ハート900いきました!まさか此処まで来るとは...。
これは見てくださっている方のお陰です!
本当ありがとうございます!
最近お話書くの遅くなってすみません...。
テストが近く、課題が多くて、疲れてるんですよね...。
出来るだけ書けるように努力しますので、
今までのお話を見て、お待ちください!
以上、作者より

6/19/2023, 10:32:44 AM

─相合傘─

君は覚えてる?

あの日の帰り道を。私はとても覚えてる。

梅雨入りした日本。じめじめした空気。

湿度と温度が高い日だった。

朝は晴れていた。天気予報でも晴れだって。

そう言ってたのに。

「本当宛にならないよなぁ。」

私の隣で空を見上げる彼。

もう他の生徒は居ない。

傘を持ってきている人、学校から借りた人、

親に迎えに来て貰った人。

様々な人が居た中、私達は傘を持っていなかった。

『先生が傘貸してくれたけど...。』

私の手元には一つの傘。この場にいるのは二人。

「...もし嫌じゃなければ、一緒に入らない?」

『...濡れるの嫌だし、入る。』

そして始まった、相合傘。

私達は沈黙。雨の音だけが響く。

でもそれが心地よかった。

あの夏が一番、大好きだった。

───そう学生時代を語る彼女は、僕の婚約者。

あの傘の下で、告白して正解だった。

僕と君の思い出に残る、最高の夏だった。

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