人さがし

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5/27/2023, 2:16:16 PM

─天国と地獄─

みんなは『紙一重』って言葉、知ってる?

紙一枚の厚さほどの、わずかな隔たりのことなんだけどさ。

紙一重ってのは、身近に潜んでるものなんだよね。

例えば、自分の知らない罪とか。

他の人がやったことを、

誰か一人が自分のせいだと言い張れば、自分のせいになる。

他にも、いじめの境目とか。

ちょっとした悪戯が、いじめと言われればいじめになる。

それほど世間は情報が全てになっている。

では、それがもし天国と地獄でも言えることだとしたら?

天国と地獄については、仮説など噂程度なものしかない。

だからもし、『天国は最悪だ』と言う噂が世間に出回ったら?

みんなの印象がガラッと変わってしまう。

それほど天国と地獄は紙一重な状況にある。

噂が出回ったら、諦めるかその原因を潰すしか手段はない。

みんなも、自分の印象を変えたくないなら、

噂をたてられないように気をつけてね。

5/26/2023, 1:58:38 PM

─月に願いを─

何故人は皆、流れ星に願いを込めるのだろう。

見れるのは珍しいから?

綺麗だから?

一瞬しか流れないから?

私は流れ星より、月に願いを込める方が良いと思う。

何故なら、それぞれ形が違って見えたり、

色が違うときもあるから。

その倍率はとても低いこともある。

200年に一度しか見られないものもあるくらいだ。

だから、そんな珍しい月が出ることを祈って、

今日も願いを唱えよう。

そしたらいつか、叶うから。

5/25/2023, 11:37:30 AM

─いつまでも降り止まない、雨─

雨が降った。

それはとても冷たく、

私を悲しい感情に引き込んだ。

あなたは晴れが好きだったよね。

暖かくて、気持ち良いから。

なのに今は雨が降ってる。

いっそのこと雨が降る前に戻りたい。

あなたが私に『別れたい』と言う前に。

あなたのたったそれだけの言葉で、

こんなに傷つくなんて、思いもしなかった。

いつか、この悲しみも忘れて、笑えるのかな。

いや、あなたが全てだった私が立ち直るなんて出来やしない。

この悲しさは、虚しさは、ずっと消えない。

いつまでも降り止まない、涙と言う雨になって

私の頬に降り続けるのだろう。

5/24/2023, 2:53:18 PM

─あの頃の不安だった私へ─

過去の私は、何に不安を覚えていたのだろう。

人間関係?仕事?自分の将来?恋愛?

今では何が不安だったか覚えていない。

でも覚えていないと同時に、不安なこともない。

何故なら私の周りには、心強い仲間が居るから。

もし裏切られるようなことがあっても、

今の私は乗り越えられる。きっと。

だからあの頃の不安だった私へ。

今は幸せだから、心配せず、まっすぐ進んで。

それが私の人生の、正しい道だから。


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ありがとうございます!
以上、作者より

5/23/2023, 1:10:59 PM

─逃れられない呪縛─

『終わりにしようか。』

飛び降りたはずだった。

何で生きてるんだろう。

目を開ければ白い天井。

馴染みのある薬品の箱。

身体中に巻かれた包帯。

この景色を見るのは、これで何回目だろうか。

何回も飛び降りて、僕だけ生き残る。

毎回、一緒に飛び降りたはずの人だけ亡くなる。

最近の夢では、「一緒にって言ったのに。」「嘘つき。」

そんな言葉を言われた。

きっと僕は、亡くなった人達に恨まれてるのだろう。

この恨みの足枷は、死ぬまで外れることはなく、

まるで逃れられない呪縛のようについてくるだろう。

僕だけ生きてごめんなさい。次で終わりにするから。

そう僕の本心を話した看護師と僕は今、屋上に居る。

『次こそ失敗しないから。』

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