人さがし

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5/22/2023, 11:37:58 AM

─昨日とのさよなら、明日との出会い─

今日と言う日は、昨日にさよならと言って別れ、

明日との出会いを控えている日である。

これは難しそうに聞こえるが、

私たちが普段からしている、とても簡単なことだ。

なぜなら全ての生き物の時間は、

平等に、止まること無く進んでいるのだから。

5/21/2023, 12:47:23 PM

─透明な水─

私の頬に、透明な水らしきものが流れた。

それは少ししょっぱくて。

でも同時に嬉しくて。

こんなに泣いたのは久しぶりだよ。

まさか、あなたの『大好き』って言葉で泣いちゃうなんてね。

5/20/2023, 1:35:51 PM

─理想のあなた─

あなたが好き。

だって私のタイプだったから。私の理想どおりだったから。

一方的な愛を押し付けているのは分かってる。

でもただ見守っているだけだと物足りないの。私の愛が押さえられないの。

だから勇気を出してあなたに話しかけた。

でもあなたは怖がって私から逃げた。

その後、警察に通報した。意味が分からないよ。

私の理想のあなたは私を見て怖がったりしない。

怖がるようなあなたは消してあげる。

そしたらあなたも、私を愛してくれるよね?

この部屋で沢山愛してあげれば怖がらないよね?

そう言う彼女が居る部屋には、

手を縛られた男が一人と、うるさく鳴り響くテレビ。

テレビでは、20代前半の男が誘拐と言うニュースがやっていた。

男が彼女の愛を受け入れることはあるのか否か。

それは誰も分からないだろう。


珍しくストーカー目線みたいな物語書いてみました!
『愛の形は人それぞれ』と言うことですね。
(ちなみに私はこう言う重めの愛好きです。)
以上、作者より。

5/19/2023, 4:02:06 PM

─突然の別れ─

「別れよっか、私達。」

『そうだね。今までありがとう。』

そう言ってこの関係を終わらせた。

悲しさなどはなかった。

元々僕達に愛なんて無かったから。

ただ友達のように遊んで、一緒に笑いあった。

それだけの関係。友達以上、恋人未満の関係だった。

ただ遊ぶだけなら友達のままでいい、と言う結論に至って恋人と言う関係をやめた。

でもただの友達に戻るだけだったので、僕達は別れてもよく遊んでいた。

あの事故が起きるまでは。

ある夏の暑い日。今日も遊ぶ約束をしていたため、公園で待っていた。

「やっほー!」

公園の前にある道路に君が見えた。

迎えに行こうと立ち上がった時だった。

耳鳴りが起きそうなほど高く、大きな車のクラクションが鳴り響いた。

驚いて目を閉じた。次に開いたときには、

君が道路の中央で、頭から血を流して倒れていた。

呼吸が荒くなるのが分かった。

その間も君は頭から血を流していて。もう手遅れだった。

そんな突然の別れを迎えた君に、伝えたかった。

『君と一緒に居た時間はどれも、夢のように幸せだったよ。』

5/18/2023, 10:42:17 PM

─恋物語─

この前、人とぶつかった。

すみませんって言う前に、『綺麗』と声に出た。

彼女は驚いていた。

その後「ありがとう?」と疑問系で言っていた。

彼女とは、それきりだと思っていた。

でも今日、彼女に会った。

「あ、前ぶつかった人。」と言って。

それから彼女とはよく話すようになった。

いつしか好きと言う感情が芽生えて。

そこから僕の恋物語の第一章が始まる。


『ものすごく悪い出来事が起きたら、第一章終わり、と言いましょう。
なぜなら多くの小説もまた、ものすごく悪い事を、
第一章の終わりに書くからです。』
私が好きな言葉です。【人生にも、起承転結あり】ってことです。
以上、作者より。

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