─忘れられない、いつまでも─
あなたのことが忘れられない。
こんなに引きずるなんて思いもしなかった。
女は別れてすぐに後悔してまた立ち直る。
でも男は別れてすぐは気にしないが、
時間がたつと後悔すると言う。
でも私は立ち直ることができなさそうだ。
あなたとの別れが足枷になって、
いつまでも、ずっと引きずっている。
それほどあなたは、私の全てだった。
あなたもいつか、私のことで後悔してほしい。
それほど私が、あなたの全てであってほしいから。
ハート400いきました!ありがとうございます!
300行ってから5日しか経ってないのに、本当ありがとうございます!
以上、作者より。
─一年後─
君と付き合ってからもう三ヶ月。
時には喧嘩して、時には一緒に涙を流し、
いつもくだらないことで笑ったよね。
でもそれが僕は幸せだった。
だからこれからの未来。
一年後も、三年後も、五年後も、十年後も。
ずっと一緒で、幸せな生活を送ろう。
それが僕らの、今からできる簡単なことなのだから。
─初恋の日─
初めて会ったあの夏に、僕は君に惚れたんだ。
病院の近くで、太陽の光に当たっていた君に。
君は毎日外を歩いていたよね。
秋は綺麗な紅葉ではしゃいで、
冬は「寒いね」って笑って、
春は桜を見ながら微笑んでいたよね。
僕が君に惚れてからちょうど一年の夏だったかな。
君が珍しく外に来てなかったよね。
「その日だけかな」ってあまり気にしなかったけど、
やっぱりちょっと可笑しかった。
それから外で君を見ることが一つも無かったから。
僕は心配になって君の元へ行ったんだっけな。そこで僕は泣いたよ。
君がいたはずの病室は、まるで最初から君が居なかったみたいに誰も居なかったから。
その景色を見てすぐに理解したよ。知りたくなかった現実を。
君は亡くなったんだって。認めたくなかった。
初恋の日から一年と一ヶ月。君が持病で亡くなった。
とても悲しくて、その日はずっと泣いていたよ。
それほど大好きだったよ。君のことが。
今は亡き君へ。
僕はこの恋文を送るよ。
─明日世界がなくなるとしたら、何を願おう。─
もし、明日世界がなくなるとしたら。
僕は身体が動くようになってほしい。
15歳の春に事故に遭い、それから身体が動かなくなった。
幸い自分の意思はある。
でもそれを伝える事はできない。何故なら口が動かないから。
喋ることが一切できないのだ。
君の告白の返事を伝えることも、
「好き」と伝えることも、
何一つできない。
だからもし世界がなくなるなら、僕は君に伝えたい。
君がしてくれた告白の返事を。
僕もずっと前から好きだったことを。
「僕も好きだった」と。
「ずっと好きだよ」と。
最後に僕は伝えたい。
そして君を抱き締めて、
「ありがとう」と伝えたい。
─君と出逢ってから、私は···─
私は変わったよ。君と出逢ってから。
君は『僕の人生に色をくれてありがとう。』って、私に言ったよね。
その時、私とっても嬉しかったよ。
こんな私でも、人を明るく出来たんだって。
私も、この事に気づけたのは君のおかげなの。
だから私に気づかせてくれた君に感謝してるよ。
私が大好きな君。大切な事に気づかせてくれた君。
君が居なくなったら、私の人生を説明できないよ。
だから辛いことがあっても、悲しいことがあっても、いつまでも幸せでいよう。
この約束が、誰にも破れないように、ずっと幸せでいよう。
ちょっと前に書いた物語の、女の子目線で書いてみました!
前の物語が気になった人は是非読んでください!
(その話のお題は『無色の世界』です。)
以上、作者より。