人さがし

Open App
5/4/2023, 2:43:23 PM

ある日、親友が言った。

「私さ、青空の下で、お日様に当たる時間が好きなんだよね。」

親友は暖かい大地の上で、雲が綺麗な空を見ながら言っていた。

その時の親友は、どこか寂しそうだったんだ。

そう言えば、その日みたいな暑い夏だったかな。

親友の友達が交通事故で亡くなったのは。

あの日から笑っていなかった親友が、久しぶりに笑っていた。

「...友達とね、今日みたいに大地の上で、空を見てたの。」

久しぶりに笑ってくれた嬉しさで、僕はその話を聞いていなかった。

「私が遊ぼうって誘ったから、その日は遊んでいたの。」

「でもね、その日の帰りに、私の友達が死んだ。」

「私が誘ったから。だから私、親友に償いたいの。」

そう残して、親友は帰って行ったんだ。

その日に、親友は亡くなったんだ。交通事故で。

僕が遊ぼうって誘ったから死んじゃったのかな。

だから、親友に償いたいんだ。

──────そう僕に過去を話してくれた君は今日、交通事故で亡くなった。


初めてのループ系?書いてみました!意味分かりにくくてすみません!
あとハート300いきました!押してくださった方ありがとうございます。
(最近のお題難しすぎて頭おかしくなってます。そこはご了承ください。)
以上、作者より。







5/3/2023, 12:16:36 PM

「ありがとう」を伝えたい相手。

そう聞いて私が思い付いたのは、同じ部活の友達だった。

もちろん家族も思い付いた。

それでも友達を優先した。

何故なら、悩みも辛いことも全て話せる相手がその友達だから。

いつも悩みとか相談を聞いてくれてありがとう。

でもね、ありがとうって伝えるよりも、私はごめんって伝えたいよ。

迷惑ばっかりかけて、心配させて、本当にごめん。

私が死にたいって言った時も、

一生懸命止めてくれたのに死のうとして、

結果的に失敗して。

本当にごめん。ごめんなさい。

許してくれる君がいつかいなくなるって

勝手に怖くなって、君のこと信用しなくてごめん。

でもね、君と会ってから考え方が大きく変わったよ。

一つ目は死にたいってあまり思わなくなったこと。

二つ目は私が思ってる分の『ごめん』を生きてる内に全部伝えたいこと。

自分勝手でごめんね。でもそれほど君のこと考えてるから。

これからごめんって沢山言うかもだけど、君が許してくれるのを期待してる。

いつか面と向かって『ありがとう』って言えるようになるよ。絶対に。

今は文面だけだけど、いつも笑ってくれてありがとう。

謝ることが多くても安心してね。次の誕生日で全部終わりにするから。

5/2/2023, 10:50:24 AM

─優しくしないで─

私、あなたのことが嫌いです。

私を一番にしてくれないあなたが。

私だけに優しいふりして思わせ振りしたあなたが。

ここまで私をおかしくしたあなたが。

でも、あなたと出会ってからの私も嫌い。

最初は明るすぎて嫌いだったはずなのに、いつの日か好きになって。

片思いでいいからって、あなたを見守るだけの恋をして。

あなたのことを嫌いになろうとしても逆効果で。

どうしてもあなたに期待してしまう私が嫌い。

だからもう私に笑い掛けたりしないで。

もう私に話し掛けないで。

もっとあなたが好きになって、自分が嫌いになっちゃうから。

あなたの「自分を好きになれ」って言葉を、私は守り続けたいから。

酷いことを言ってるのは分かってる。

でも私、傷つきたくないの。

だからもう、私に優しくしないで。

5/1/2023, 11:50:32 AM

─カラフル─

僕には人の頭が花に見える。

ある女子生徒は彼岸花。ある男子生徒はガーベラ。

他にも百合、カーネーション、紫陽花。

いろんな種類の花に見える。しかも種類も違えば色も違う。

例えば、同じ薔薇の花でも、

赤色の人、青色の人、虹色の人。それぞれ違う。

頭が花に見えるようになってから、

学校がカラフルに色づくようになった。

ただでさえ全校生徒が多いこの学校は、どこでもカラフルだ。

そんなカラフルな学校を見るのが僕は好きだ。

しかし、いつも頭の花を見ているせいで、

周りからは気味悪がられている。だからいつも僕は一人なんだ。

ある日、僕は鏡を見た。

僕の頭は、見たことのない、花と言えるのかも分からない花だった。

嗚呼、僕はこんなにも汚れた花だったんだ。

そりゃそうか。気味悪がられるような存在だもんな。

僕も、みんなみたいな綺麗な花がよかったな。

題名『十人十色の花』


4/30/2023, 1:11:44 PM

─楽園─

私ね、毎日夢を見るの!

私にとって夢は楽園なの。

だってね、嫌いな奴を殺せるの!

いじめてきた奴も、そいつの家族も殺せるの!

とっても楽しい夢なのよ!

でもね、その夢にも不思議なことが1つあるの。

それはね、嫌いな奴を殺した夢のあとには絶対、

追いかけられる怖い夢を見るの。

追いかけてくる奴は銃を持っててね、

この前なんて足を撃たれちゃた!

夢にしてはリアルで、とても痛かったわ。

それが昨日あったこと。

まだ足が痛いの。なんでだろう?

「まぁいっか!」ってあまり気にしなかったの。

今日の夢はね、今までよりも、とっても怖かったの。

いつも追いかけてくる奴に捕まっちゃった!

別の建物につれてかれて、お話をしたの。

でもね、話が長いの!つまらない!

あーあ、早く夢が覚めないかな。


題名『覚めない楽園』

Next