よしだ

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1/12/2025, 1:57:29 PM

私たちの夢の轍
今ここで絶たれた
甘い焼き菓子みたいに
ホロホロと欠けていった心
悲しみの湖を風がぬるく撫でて
夢のつづきはもう
永遠に訪れないことを知った

「あの夢のつづきを」

1/11/2025, 3:20:23 PM

あたたかいね、と
ココアのマグをくるむように持つ
君がほう、と息を吐いて
そして微笑む

僕はその向かいで
コーヒーを飲みながら
そうだね、と返す

しあわせだね、と
冬の星空を見て
君が言った

そうだね、と
コーヒーの水面に目を落として
僕は返した

星くずのように美しくて、
氷精の舞ように寒くて、
心に火を灯すようにあたたかな夜だった



たぶん、
君は気づいていないだろう
僕は別にコーヒーが好きなわけじゃないし
ココアなんかは甘くて苦手だ

幸せになんかなれないと
重い体を引き摺って
今日まで生きてきた

ほんとうはね、
微笑む君が、君がいるから
僕の体はあたたかいんだ

僕にもたれながら
鼻歌を歌う君がいるから
僕の心はこんなにも満たされている

とりとめのない話をする君
僕の面白くもない話を
一喜一憂して聞いてくれる君
どうしようもなく寒い夜、
共に毛布にくるまって
「あたたかいね」
と囁く君
夕暮れの空の下
振り返って僕を呼ぶ君

僕の心にあたたかな火を灯す
君がいるから、
僕は幸せなんだ

ぬくもりを惜しみなく与えてくれた君に
溢れんばかりの幸福があるように
しあわせを教えてくれた君が
寒さに震える日がけして訪れないように
そう願っている

そばにいられることの
儚さを知っているから
いつかその時がきたとしても
君には幸せだけがあって欲しいから

ずっとそう、願っている


「あたたかいね」

1/10/2025, 2:31:34 PM

時は彼を癒さなかった
過去の美しい夢に溺れた
あなたのいない未来など
許せるはずもなかった

止まった世界の中で
進むための鍵を探すふりをした
既にこの世にない鍵の
模造品を、類似品を
作っては、見つけては、
粉々に砕いて捨てた
それは本物ではないから

人に微笑むそのうらで、
世界に怨嗟の声を吐いた

私はずっとあなたの夢をみている
眠っていても、醒めていても
そしていつか必ず
再び私が未来へ進めるように
きっと本物の鍵を手に入れると
誓って私は目を開けた

「未来への鍵」

1/9/2025, 1:41:13 PM

たぶんだけど、集めるとガチャが引ける

「星のかけら」

1/7/2025, 6:17:18 AM

生きている間は一緒にいたい

「君と一緒に」

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