井戸蓮路

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7/14/2024, 1:58:54 PM

手を取り合う
それは難しいこと
人と人とが心を通じ合わせ
協力しなければできないこと
手を取り合えば
どんなに困難だったとしても
自信が持てる
だからわたしたちは
手を取り合えたら
と願うのだ
まだ見たことの無い
大きな壁をも越えられる
そんな気がしているのだ

7/13/2024, 10:19:05 AM

眩しい光、あなたは眩い光
わたしはその光に押しつぶされそうな影
あなたの方が強い
だからわたしは劣等感を抱いていた
でもあなたはわたしのことを
「わたしはあなたがいるから輝いていられるの」
と褒めてくれた
お互いはお互いがいないといけない
それに気づいたわたしはちょっとばかりの罪悪感と
優越感を感じてしまった
それは歪なのかもしれない
ただこれであなたと居られる理由ができた
それ以上でもそれ以下でもないのだ
影の色はまたひとつ色を濃くした

7/12/2024, 10:15:58 AM

これまでずっと
僕は僕であったように
これからもっと
きみがきみらしくいられるように
この筆を折らずに済むように
この手を止めずにいられるように
過去の僕を追い越して
これからの僕たちはもっとやれるさって
笑い飛ばしていくんだ

7/10/2024, 10:15:08 AM

目が覚めると私は見慣れた天井を見て、
今日も生きている、と感じる。
朝気が付くと死んでいた、なんてことがあったら困る。
だから私は自分の家の見慣れた天井を見て
まだ天には昇りたくない
まだ私はやり残したことがある
まだそちらに用事はありません
と祈る。
毎日
毎日

今日も目が覚めた。
自分の部屋にしては随分と高い見慣れない天井
視界がぼやけているのか、はっきりとものを捉えられないが、自分の部屋では無いことに気付くのにそう時間はかからなかった。
周りを見渡すと、やはり見覚えのない物ばかり。
ぐらぐら、ぐわんぐわん
視界がさらにぼやける。意識もまた遠のく。

次に意識を取り戻した時、私は見慣れた天井を視界に収めることが出来た。
「また切れちゃったかぁ」
薬箱を漁る。到底1回分とは思えない量の錠剤を口にする。


彼女は一体いつ目覚めるのだろうか。

7/9/2024, 5:21:18 PM

モーニングルーティーン
起きて目に入るのはあなたの顔
幸せそうな顔をして寝ているあなたの顔
次に目に入るのはわたしの顔
よだれが今日もついているわたしの顔
今日もわたしたちは
同じベッドで眠り
同じ夢を見て
同じベッドで起きる
これがわたしたちの当たり前
そして私の当たり前

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