ネジが外れたウサギ

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4/7/2025, 6:02:45 AM

社会に出て何年も経てば『新生活』という言葉は

次第に薄れていく。


だけど、いつだって新入社員を見れば初心を思い出す

ピシッとスーツをカッコよく着こなし、

これから始まる試練に緊張しながらも

これから起きるワクワクを待ち望む。

「あんな風だったかな」って彼らを見れば思い出す。


社会に出れば、

あの頃は思いもしなかった『何か』が私の前をはばむ

今までの経験と知恵で、

それが何であろうと立ち向かわなけばいけない。

でも、きっと解決策を導いてくれる、

新しい地図は存在する。


新しい地図は、立ちはだかる壁に貼ってある。

すぐには見つからないかもしれない。

でも、諦めずにもがいた先にきっとあるから、

もう少し、戦ってみよう。


そう思って今日も頑張る。

週末はまた推しに会いに行こう。

4/6/2025, 5:52:20 AM

初めて本気で好きになったとしても

すぐには自分の心に花が咲いたかなんて分からない。

ただ何となく「あの人と話してると落ち着く」

と、思うだけ。

こんなにも言葉にできない高揚感なんて見当たらない


だけど、これが恋だと知ったとき、

もしも、これが運命かもって思えたとき、

その心は枯れた苗が生命力を取り戻して

新しい命を宿し、新しい花を咲かせるように

生き生きとした眩しい太陽のように明るくなれる。


その頃にすぐにでも相手に「好きだよ」って言えたら

とても幸せなことだと思う。

たとえ相手の心が自分に向いてなくても。


もし、その恋に気づいたときには手遅れだったならば

いつか出会えるかもしれない、

あるいは今よりも強い恋に出会えるだろうと

前を向くべきだと私は思う。

もしかしたら、それは恋ではなく夢かもしれない。

4/5/2025, 5:07:15 AM

今日はお花見日和。

桜は緑のアクセントをちらつかせながら咲き誇る。

そんな桜を見て老若男女が笑顔を咲かせる。

人々はお祭り気分でさまざまな屋台にも足を運ぶ。

本格的なカメラを構える人はごく僅かで、

皆、スマホで桜を撮る。

私はインスタントカメラで手ブレを気にしながら

並ぶ桜の木を今日だけの風景と共に撮る。



数年前の今日は入学式だった。

あの日も桜が咲いていた。

一目惚れという言葉の意味を、

初めて実感したのもその日だった。


あの日はスマホもカメラもまだ持ってなくて

脳のカメラで一目惚れをさせた君を撮った。

写真なら今でも鮮明に残っているだろう。

脳内では君のあの日の姿はボヤけてる。

ただ、今でも鮮明に覚えているのは

あのときの恋した時の高揚感だ。


本気の恋をした時、

人はいつまでもその相手の姿を夢で見るのだろう。

4/4/2025, 7:49:04 AM

先生、言いましたよね?

「君となら革命を起こせる」って。

もし、あれが本当ならばこの世から『恐れること』を

無くしませんか?

何事も恐れなければ私たちは前に進めるでしょ?


あれは冗談で言ったのに

君は本当の優しさを持っているんだね。

だから、未来へ向かう勇気がない人の力になれる。

それは、アンパンマンの生き様と同じなんだよ。

3/31/2025, 6:13:59 AM

春風とともに桜の花びらがらせんを描きながら舞っていたあの日。


桜のカーテンから犬が飛び出してきて私に抱きついた

すると高校生くらいのカジュアルな服を着た君が現れ

「すみません!」と言いながら、

慌てて私と犬を引き離そうとした。

でも飼い犬のフレンチブルドッグは私から離れない。

私の顔をぺろぺろする飼い犬を見て困惑した君が

可愛くて私はつい笑ってしまった。

そのとき、つられて笑う君の笑顔は桜が似合うくらい

何かの始まりを楽しむように瞳が輝いていた。

それが私の本当の初恋の始まりだった。


きっと、初めての一目惚れ。

私は社会人で年は五つくらい離れた二人だったけど、

年齢の壁は透明で、君とは同い年のように話した。


春風とともにやってきたこの恋は、

初めて犬を飼う理由になり、

初めて純粋な男の子に出会ったキッカケにもなり、

初めて心から共に過ごしたい人を見つけられた物語。

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