ネジが外れたウサギ

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11/26/2024, 5:53:14 AM

冬空の太陽の下で日向ぼっこをする君が

子猫のようで愛おしかった。

もう一度会えるなら

その時も僕はあの日の真似をしたい。

あの時できなかった愛情を行動で示したい。

11/25/2024, 5:36:48 AM

中学の家庭科の授業で編み物を習った。

かじった程度だから、マフラーを編んで終わった。


「もう、やることはない」

そう思っていたのに、

人生って何が起きるかわからない。


人生で失敗して心を病み、

試行錯誤の末、療養に行き着いた先が編み物だった。


偶然、母親が手芸が得意だったのもあり、

かぎ針編みから始め、中学で習った棒編みにも再挑戦


「家にいるだけでは気が滅入るから、教室に行こう」

そう言われて何となく編み物教室に通い始めた。


一番最初にかぎ針編みのベストを編み、

次に棒編みのセーターを編んだ。

さすがにセーターとなると

前身頃、後ろ見頃、袖二つ。の四つのパーツを編み、

パーツをつなげて

袖口や身頃の裾を編まなければいけない。

先生や先輩方の力を借りて半年くらいかけて完成した


そのセーターはとても気に入っていて

特別な日にだけ着ている。

今はタンスの奥で眠っているが、私の宝物。


今は編み物よりも

あの頃できなかった文章書きと読書を楽しんでいる。


私は母親と違って不器用だし、

もともと本が好きだから文章に触れる方が向いている


今になっても編み物には助けられたと思う。

あの頃は夢中で編み物をやっていた。

大きなミスをすると投げ出したくなる時もあったが

今思えば自分にとって大事な心のリハビリになった。


11/24/2024, 6:25:20 AM

夢の中で私はどこかに向かって空を飛んでいた。

ハンドルを取られるような強い風。

しかし、低空飛行で飛んでいるこの空は限りなく青い

明るくて太陽の日差しが眩しい。

心地よい旅だ。


ガサっ

と何か大きな音がしたと同時に

私は突然、自分の翼をコントロールできなくなった。

翼のどこかに痛みが走る。

私はどんどん力尽きて地上に落ちていく。


ドンっ

地面に落ちたときのような鈍い音ではなく

誰かに受け止めてもらったような優しいドンっ。


失いかけた意識を取り戻しながら

うっすら目を開ける。


人間の男だろうか。

髪は短髪で目を細め優しく微笑んでいる。

私はその人の温かい両手の中で受け止められている。

見覚えはないけど、

聞き覚えのある声でその人は言った。


「大丈夫だよ。俺がそばにいるから」


その声だけがどこかひんやりとしていた。

11/23/2024, 3:05:13 AM

仲のいい夫婦を見ると微笑ましいと思う。


私の両親はお見合い結婚だけど、

ちょっとしたケンカもしながら

仲むつまじくお互いに手を取り合って暮らしている。


今の私には彼氏はいない。

だけど、両親を見て「これが幸せなんだ」と

結婚したいなと、しみじみ思う。


今は出会いの場が増えた。

だからこそ、新たな価値観の恋愛が生まれている。

うまく言えないが、

近年、新時代の恋愛の形が様々な年代の人によって

作られたと思う。


もし、結婚できるなら

亭主関白とか妻の尻に惹かれるとかではなくて

釣り合った天秤にかけた関係でいられたらと思う。

そんなの理想の高すぎる綺麗事だと分かってる。


でも、子供が生まれた時

彼らが幸せを感じられるのはそんな両親だからこそ

虐待がなく『普通』に暮らせるだろう。


私の経験上。

おしどり夫婦の両親でも

子供の不登校は避けられない場合もある。

ただ、その原因を少しでも減らすには

いじめる側の子の心を愛せる親の余裕が必要かと思う


幸せな夫婦と道を誤ったと後悔する夫婦。

どちらも結ばれなければ、どっちになるかわからない

だけど、恋のうちに相手が後悔させない人かどうか

見極める力を今のうちに身につけておきたい。


11/22/2024, 6:10:02 AM

一人ではどうしようもない時がある。


いじめられている同級生がいたら助けたいのに。

どうしても理解できない問題があっても、

担当の教師が嫌なやつだったらプライドの方が勝つ。

慣れた職場で『初めての壁』にぶつかった。


次のターゲットは自分になる。

あんな教師に馬鹿にされたくない。

今更聞けない『初めての壁』には『無知』と思える。


「どうすればいいの?」

誰でもいいからその問いの一言に

「どうしたの?」と応答してくれる人が

近くにいればそれ以上の幸せはない。


もし応答してくれる人がいないなら、

友達でも家族でも『誰か』そういう人を見つけるべき

もしかしたら小説などの本に答えが書いてあるかも。

諦めて泣き寝入りしないように

心を完全に病む前に誰かに助けを求めよう。

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