ネジが外れたウサギ

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11/10/2024, 5:48:48 AM

つらい時、真っ先に脳裏に浮かんだのは

楽しかった小さい頃の思い出だった。


あの頃の無垢な私は「悩み」という言葉を

知らなかった。

頭の中にモヤっとしたものがあっても

それが困ったことだとは思えなくて

なかったことにしてまた笑う。


その頃のようになんでも笑顔で片付けられたら

どんなに楽だっただろう。

でも、大人になった今ではそれは意味がない。

通り過ぎるのではなく、立ち向かわなければならない


私はつらい時こそ小さい頃の思い出の中から

父のひと言を思い出す。


「人生には必ず山がある。

その山を避けて遠回りして楽をするか、

意地でもその山を乗り越えるか。

それによって得られるものが異なる。

お前はどっちを取る?

その人のそのときの意志が人生の岐路となる。

だから答えは目の前に山が現れた時に自ずとみえる」

11/9/2024, 12:02:30 AM

一度切れてしまった恋を戻そうとするのは

ただの徒労だろう。


終わってしまった恋にすがるのは意味がない。

だけど、その恋から得た思い出は意味がある。


あの人との楽しかったことや苦しかったことは

また誰かを好きになり縁が繋がったとき

思い出という名の経験が教科書になる日が来る。


もう恋はしない。

今の私はそう思ってるけど、

きっといつかはまた誰かにときめくだろう。


意味とか関係なく、ときめいて始まる恋だから。






11/8/2024, 3:13:31 AM

毎晩のあなたからの電話でいつも励まされる。

悩み相談に乗ってくれるあなた。

あなたの会社の愚痴を聞くわたし。

二人の鉛のような重しを

毎日の電話という天秤に載せ、

互いに受け入れる事で釣り合う。

あなたが居てくれるから、わたしは前を向ける。

わたしが生きているから、あなたは支えられる。

あなたはこの詩を読んでおかしくて笑うかな。

でも、あなたがわたしの精神安定剤。

11/6/2024, 1:20:49 AM

真っ暗な名前不明なこの場所で差し込む光過去の恋人


一筋の光から見るあの未来が輝くからまた夢で待つ

11/5/2024, 6:06:03 AM

最後の一つの桜の花が散った。

葉だけが残り新しい自分の背中を押してくれた。

新緑が新たな門出を迎えている。

しかし、それも今日で終わりを遂げようとしてる。

秋になり、葉も色を変えて一枚、また一枚と散る。

「今年も頑張ったね」

季節が移るたびに姿を変える桜の木は

私にそう投げかけたようだ。

「あなたも来年また咲かせてね」

そう告げて私の目の前を降りていく枯葉を受け止める


桜の木は他の木とはちょっと違う哀愁を誘う。


満開の桜で新年度を祝って季節によって姿を変える。

あの頃の春の桜を知ってるからこそ

あの葉のない桜の木を見て悲哀に浸る。

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