つらい時、真っ先に脳裏に浮かんだのは
楽しかった小さい頃の思い出だった。
あの頃の無垢な私は「悩み」という言葉を
知らなかった。
頭の中にモヤっとしたものがあっても
それが困ったことだとは思えなくて
なかったことにしてまた笑う。
その頃のようになんでも笑顔で片付けられたら
どんなに楽だっただろう。
でも、大人になった今ではそれは意味がない。
通り過ぎるのではなく、立ち向かわなければならない
私はつらい時こそ小さい頃の思い出の中から
父のひと言を思い出す。
「人生には必ず山がある。
その山を避けて遠回りして楽をするか、
意地でもその山を乗り越えるか。
それによって得られるものが異なる。
お前はどっちを取る?
その人のそのときの意志が人生の岐路となる。
だから答えは目の前に山が現れた時に自ずとみえる」
11/10/2024, 5:48:48 AM