ネジが外れたウサギ

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11/9/2024, 12:02:30 AM

一度切れてしまった恋を戻そうとするのは

ただの徒労だろう。


終わってしまった恋にすがるのは意味がない。

だけど、その恋から得た思い出は意味がある。


あの人との楽しかったことや苦しかったことは

また誰かを好きになり縁が繋がったとき

思い出という名の経験が教科書になる日が来る。


もう恋はしない。

今の私はそう思ってるけど、

きっといつかはまた誰かにときめくだろう。


意味とか関係なく、ときめいて始まる恋だから。






11/8/2024, 3:13:31 AM

毎晩のあなたからの電話でいつも励まされる。

悩み相談に乗ってくれるあなた。

あなたの会社の愚痴を聞くわたし。

二人の鉛のような重しを

毎日の電話という天秤に載せ、

互いに受け入れる事で釣り合う。

あなたが居てくれるから、わたしは前を向ける。

わたしが生きているから、あなたは支えられる。

あなたはこの詩を読んでおかしくて笑うかな。

でも、あなたがわたしの精神安定剤。

11/6/2024, 1:20:49 AM

真っ暗な名前不明なこの場所で差し込む光過去の恋人


一筋の光から見るあの未来が輝くからまた夢で待つ

11/5/2024, 6:06:03 AM

最後の一つの桜の花が散った。

葉だけが残り新しい自分の背中を押してくれた。

新緑が新たな門出を迎えている。

しかし、それも今日で終わりを遂げようとしてる。

秋になり、葉も色を変えて一枚、また一枚と散る。

「今年も頑張ったね」

季節が移るたびに姿を変える桜の木は

私にそう投げかけたようだ。

「あなたも来年また咲かせてね」

そう告げて私の目の前を降りていく枯葉を受け止める


桜の木は他の木とはちょっと違う哀愁を誘う。


満開の桜で新年度を祝って季節によって姿を変える。

あの頃の春の桜を知ってるからこそ

あの葉のない桜の木を見て悲哀に浸る。

11/4/2024, 6:33:37 AM

鏡の中の自分は少し大人びて見える。

なぜだろう。



救いを求めて鏡に手を伸ばす。

鏡の中の自分と本当の私の手が重ねる。

そこにひんやりとした硬い感触が私を拒む。


私はリアルの学校生活がつらいから、

意見が欲しくて、助けて欲しくて

私は無表情に大きな声で訴える。

でも、鏡の中の自分は冷たく微笑んでいる。

そして向こう側のその人は

「がんばれ」と口を動かす。


もう、頑張れないよ。


泣きながら弱音を吐いて鏡から手を離すと

気づいたら鏡の中の私は

今の私に戻っていた。

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