ある日のテレビ番組のなかで占い師がこう言っていた
「結婚は相手のことを好きという気持ちだけだと
長く続かない。
何か目標に向かって同志として一緒になった二人は
長く続くと思う」
それを見て私は「そういうことか」と思った
初めて付き合った彼氏とは
楽しいとか好きだと思う反面
ムカつくとか苦手と思う面もあった
確かに「好き」という言葉一つだけで
結婚に結びつけるのは夢の中だけにするべきだと
元彼との思い出を振り返って思った
本気で好きならば相手の目標を自分の目標に
変えられる愛情があるのだと思う
私にはまだそこまで分かち合える人にに出会ってない
その人に出会うにはまだ何かが足りないのだと思う
いつか一つの山に二人で登って夢の頂上を目指せる
いつか彼の夢を応援し支えながら自分の夢も目指せる
そんな人にそんな自分に出会える頃が来ると祈る
本気で愛せる恋ならば盲目にはならず
お互いのことを理解し合える関係性を持てると思った
家に引きこもっていたあの頃のカレンダーは
『✖️』で埋め尽くされていた
人生の目的など見つからなくて
長い1日が終わるたび
その日の欄に『✖️』を付けていた
そんなお粗末な毎日が
予定でいっぱいのカレンダーになったのは
「働こう」と決意したあの日が始まり
就職したけど前途多難な毎日によって逆戻りするかも
と心配していた
確かに困難なことには沢山遭ってきた
しかしそれを乗り越えた経験によって今では
不安なことも「気にしない」で済ませられる
嫌なことよりも楽しいと思えることの方が多いから
家に引きこもる前の嫌な思い出と
家に引きこもっていた頃のやるせなさが
「もう逃げない」という強みに変わり
カレンダーは仕事とプライベートの予定で埋まっている
ハラスメントから始まり最悪の形で会社を辞めた
それでも私を見捨てずに好きでいてくれる君が
「大丈夫」と言って隣にいてくれたから
新たな道を模索することができた
だけどある日
君は交通事故に遭ってしまった
君を失った喪失感はとても拭いきれない
職を失った喪失感を埋めてくれた君がいなくなって
この喪失感を埋める人はどこにいるのだろう
私は暗いトンネルの中をとぼとぼと歩いていた
それでも君の
「新たな道で頑張れよ。応援してる」
このセリフが私を奮い立たせた
そして一年かけて新たな職につけた
前の会社とは仕事内容は全く違うけど
君を失った喪失感を埋めてくれたのは
今の会社の従業員たちだった
嫌なことや心配することは数え切れないけど
君が見守ってくれてる
そう思って今日も仕事を頑張っている
喪失感は別の何かで埋めることができると
君が教えてくれた
言葉には持ち主がいても
共有されれば盛られたり削られたりして
自分の仕上げた言葉でも唯一無二ではなくなる
世界に一つだけのものを得るには
その言葉たちにあらかじめ工夫をすればいいと思う
大喜利を使ってオリジナルを作る
私のペンネームの『ネジが外れた』という言い回しは
精神的に欠陥があるということ
太宰治は斜陽の中で登場人物の遺書に
「欠陥のある草」というようなことを言わせている
それを読む前に私はペンネームを思いついたけど
そんな風に他の人が思いつきそうで作れない
そういう言葉こそ世界に一つだけのものになる
このアプリ内で文章を書いてる皆さんも
文章や作者名を考えるとき言葉を駆使してるだろう
誰もが共感できて
誰もが面白いと思う言葉を考えるのは
たやすいことではないけれど
大喜利みたいな世界に一つだけの言葉を
ふと思いついたら何かに応用してみるといいかと思う
期待と不安が入り混じると落ち着いて眠れない。
そんな時は応援ソングを聴きまくるのが
私のおまじない。
そうすれば少しずつでも胸の鼓動は
不安定な思いより前を向ける力の方が大きくなる。
ときには不安が期待を上回るくらいの心配がのしかかる。
その場合、私は誰かに相談したり
深呼吸をしてイメージトレーニングをする。
それで少しでも不安を抑えようとする。
不安の度合いはそのときその時でさまざま。
もし、胸の鼓動を期待というドキドキに変えられたら
それは自信を持つべき。
前を向く強さがあなたの人生の厚みになっているから