1年後。
どうなっているのかなんて、全く分からない。分かりたくもない。
ここ数日間の間で、本当にこの世は生きづらいなと、あらためて感じていた。
人と同じ行動ができず、考えることも全く違い、感情もよく分からず、勉強も出来ず、すぽーつといったものも、全くもって出来なかった。
自己中心的な性格であり、他人には毛ほども興味がなく、夜には、男の人らと遊んでいるのが両親にバレていることも、薄々気づいていた。
1歩外に出てみれば、変人扱い。
それも、どうでも良かったが。
たまたま視界に入った、こそこそと恐らく、同い年あたりであろう女の子達が、きらきらと光って見えた。
あの、闇を知らず、快晴の空のような目が、
私には幾分か明るすぎて。
純粋無垢な光には、いくら手を伸ばしても、届きやしないと告げられているようで。
もう。視界に入る、何もかもが重く、肩にのしかかってくるようで。
独り、光に埋もれて、1つ、溜息を零した。
子供の頃は、子供の頃は、ってさ。
明日・未来がある君に、過去を振り返るなんて、無駄なことだろう?
後悔した、そのあとが大事だって言うじゃないか。
進むか、檻という名の過去に縋り、留まっているのか。
自己判断-。自己責任-。
つまりは、君次第だってことさ。
私の日常は、一見世間の方が見ると、実に面白みのないものでしょう。
面白みのない,,否、ただ理解出来ていないだけで、実際とてつもなく穏やかで、幸福なものなのです。
緑に囲まれて育ち、新鮮な空気を吸い、
何も考えず、のうのうと生きてきた私には、とても幸せで楽しく感じるのです。
あなたがいたから、僕にとって良い事が一つも無くても、頑張れていたと言うのに。
あなたがいたから、少し楽しみがあったのに。
あなたは明日、僕の目の前から去って行くのでしょう。
もう一生会えない。
そんな思いがひしひしと伝わって、喪失感で消えてしまいたくなった。
あなたに会えないというのならば、もうここにいる必要は無いと。
あなたと初めて会い、1年がたった。
しかし、1年話したことすらなかった。
ずぅと目で、追いかけてくだけでした。
あなたは、明るく社交的で、面白い方でした。
これは、完全な一目惚れでした。
ですが、学校も違えば、会うことだって少なく、話す機会すらもなくて,,でもそれで良かったんです。
僕は、興味のある好きな方の全てを調べ尽くすと、途端に興味が消え失せ、どうでも良くなるのです。
また、極度のコミュ障で恥ずかしがり屋で、彼女とは正反対な性格でした。
愛が重すぎるのも、自覚済みでした。
そして、ある事に最近気づいたのです。
ぼくは、誰か一人に依存しないと生きられない-。
ということは,,。
思わず、笑みが零れてしまいました。
僕の興味の湧く、少し変わっている、
素敵な個性をお持ちの方。
良ければ僕と、話しませんか?
次は絶対,,,
落下。
その2文字に私は、完全な虚無を感じました。
何故か。何故かいい意味に、捉えられないのです。
落下と言う文字は、不吉でならないーと。