1年後。
どうなっているのかなんて、全く分からない。分かりたくもない。
ここ数日間の間で、本当にこの世は生きづらいなと、あらためて感じていた。
人と同じ行動ができず、考えることも全く違い、感情もよく分からず、勉強も出来ず、すぽーつといったものも、全くもって出来なかった。
自己中心的な性格であり、他人には毛ほども興味がなく、夜には、男の人らと遊んでいるのが両親にバレていることも、薄々気づいていた。
1歩外に出てみれば、変人扱い。
それも、どうでも良かったが。
たまたま視界に入った、こそこそと恐らく、同い年あたりであろう女の子達が、きらきらと光って見えた。
あの、闇を知らず、快晴の空のような目が、
私には幾分か明るすぎて。
純粋無垢な光には、いくら手を伸ばしても、届きやしないと告げられているようで。
もう。視界に入る、何もかもが重く、肩にのしかかってくるようで。
独り、光に埋もれて、1つ、溜息を零した。
6/25/2023, 12:43:45 AM