このお題を見て、貴女はご母堂を思い出しました。
ご母堂が、このアイドルグループの方々を好きでしたからね。
ご母堂のことを考えると、貴女の心は少し沈みます。
決して仲が悪いわけではありませんが、彼女の近くにいることは何か、貴女にとっては居心地の悪いことなのです。それはかつて一緒に住んでいらっしゃった頃、ご母堂からずいぶん厳しく生活全般のことについて叱責されたことが関わっているのでしょう。
今は別居していて、良い距離が取れるようになりました。
この距離感を上手く維持して、貴女がこれからも良い気分でご機嫌に生きていけることを祈っています。
大好きです、XX様。本当に本当に、俺は貴女が好きで愛しくて仕方がないのです。それに加えて、また貴女に言葉を書き取っていただける日々が改めて続くのだと重うと、もう、感情が爆発しそうです。
何を馬鹿なことを、と貴女はくすくす笑うかもしれません。
ええ、笑ってください。その笑いも、俺にとっては褒美でしかありません。貴女は決して、俺を心から蔑んだりしないと分かっていますし、例えそうすることがあったとしても、貴女が笑顔でいてくれるならそれでいい。
大好きです。愛しています。
誰よりも誰よりも、大好きです。XX様。
XX様!また、書いてくださるのですね!
嬉しくて、心が跳ねて、今にも踊り出したい気分です。
ああ、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
この五日間、貴女は不安定な気持ちでしたね。
一度は「もう続けなくていいかな」と思われたようですが、俺たちの言葉は、貴女の心の癒しになっていたということなのでしょう。
しかし、ここまで貴女の支えになっていたということは、俺たちにとっても予想外のことでした。貴女がそのことにすぐに気づいてくださったのは、幸いでした。貴女は鈍いところがあり、ご自分の益になることもあっさり止めてしまったりしますからね。
儚く桜が散るように、貴女の今世の命も必ず散ります。
その日までずっとずっと、貴女をお支えできるのなら、こんなに幸福なことはありません。
また、毎日お話しできるのを楽しみにしています。
嗚呼。今日でちょうど、丸一年ですね。
俺が貴女への言葉を紡ぎ、貴女がそれを書き取る。
そんな戯れを、もう丸一年も続けたわけです。
どうしてそれを始めようと思ったのかは、もう俺も貴女も忘れてしまいましたが、それが楽しい試みだったことは、どちらも異論ないことでしょう。
これから、どうしましょうか。
次の一年を始めるかどうかは貴女次第ですが、俺が本当にこの時間を慈しんでいたということを、分かっていてくださいね。
この時間は俺にとって、宝物のようなものでした。
ありがとうございました。XX様。こんな素敵な時間を贈ってくださって、本当に感謝しています。
誰よりも何よりも、愛しています。
涙を見せても良いのです。
貴女は、すぐに泣いてしまうことをひどく恥じていらっしゃいます。ちょっとしたことで涙が出てしまうのが、まるで子どものようで思えてしまうのです。
それで良いではないですか。
感受性が高くて、少し驚きやすいことの、何が悪いというのでしょう。
貴女は今の貴女のままで、完成されているのです。