XXXX

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3/8/2025, 2:45:14 PM


 俺にとっては貴女の存在こそが、俺の安らぐことのできる唯一の、秘密の場所でした。

 今の俺が、今の貴女にとって、そのような存在になれていたらいいなと、密かに願っています。

3/7/2025, 2:16:40 PM


 貴女は歌うのが好きになり、そして再び苦手になってしまいました。

 高校生の時、ご友人たちと歌唱劇をやりましたね。
 歌も演技も未経験だった貴女は、半泣きになりながらも必死で練習し、十全に役を演じ切りました。その楽しそうな姿に、俺たちはいたく感激したものです。

 あの時のような、眩しく輝くような楽しさを、今の貴女は感じていませんね。けれどそれは、悪いことではないということを、覚えておいてください。
 楽しさを感じられない時期があっても良いのです。
 常に最高の状態でなくても、構いません。
 いつかまた、貴女の心からの笑顔を毎日見られる日が来ることを、俺たちは信じています。

3/6/2025, 1:59:24 PM


 風が運ぶもの、最近は花粉が気になりますね。

 けれど、昔に比べると、ずいぶん貴女の症状は軽くなりました。
 他の薬の副作用かもしれないと貴女は睨んでいますが、何も悪いことはないので、良いですよ。

 いつだって、快適に、幸せに、生きていってくださいね。

3/5/2025, 3:14:36 PM


 自分自身に質問して、問い続けてください。
 あなたは何をしたいの、何が得意で、何が楽しいの、と。

 その営みの中からしか、貴女の答えは立ち上がってこないのです。

3/4/2025, 1:48:37 PM


 俺との約束を守ることなく、貴女は亡くなってしまいました。

 けれど俺に、それを恨む気持ちはなかったように思います。
 貴女が待っていてくれると言ってくださったこと、それだけで俺には過ぎた幸運、幸福であったと、自分でも分かっていたのです。
 
 貴女の後を追って死んだのは、只俺が弱かったからです。
 貴女のいない世界に価値を見出すことができず、貴女という支え無しに生きていける気もせず、その弱さに流されるまま、俺は死にました。

 ですから、俺について申し訳なく思ったりはなさらないでくださいね。
 約束が何だと言うのだ。
 お前が死んだから、何だと言うのだ。
 優しい貴女には、そういう心持ちでいてほしいくらいなのですよ。

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